プーチン氏、西側は今後何年もロシアのエネルギーを拒絶しないと

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9日、西側諸国は今後数年にわたりロシア産の石油や天然ガスの輸入を止められないはずだと述べた。
プーチン氏は若い起業家の集まりで、「世界市場の石油供給量は減少し、価格は上昇している。企業の利益は増えている」と話した。
大統領はさらに、数年後にどうなっているか誰も分からないので、ロシア企業は「油井をコンクリートで埋めたり」しないとも述べた。
これとは別に米上院の欧州関連小委員会で同日、米国務省のエネルギー安全保障特使、エイモス・ホクスタイン氏が、ロシアのエネルギー収入増加について証言した。ウクライナ侵攻開始前よりロシアの化石燃料収入が増えている可能性について質問され、ホクスタイン氏は「それは否定できない」と答えた。
アメリカ政府はロシアのウクライナ侵攻に対する制裁として、ロシア産エネルギー製品を全面的に禁輸している。しかし、数カ月にわたる世界的な石油・ガス価格上昇によって、ロシアの利益が拡大している可能性がある。
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欧州連合(EU)は現在、天然ガス需要の約4割をロシアから輸入している。EUは今年末までにロシア産石油への依存度を9割減らすと約束しているが、これまでのところロシア産ガスについては利用削減を表明していない。
ピョートル大帝との比較

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9日はロシアのピョートル1世(ピョートル大帝)の生誕350年記念日にあたり、プーチン氏はモスクワの記念展示を訪れた後、若い起業家の集まりに出席した。
ピョートル1世は17世紀末~18世紀のロシア皇帝で、ロシア近代化のほかに大国化を推進。スウェーデンとは長年にわたり領土戦争を戦った。
プーチン氏は若者を前に、スウェーデンとの北方戦争に言及し、「(ピョートル大帝は)スウェーデンと戦うことで、何かをつかんでいたという印象を受ける。何かを奪うのではなく、奪い返していたという印象だ」と述べた。
さらに続けて、「今の私たちにも、奪い返して強化する責任がある」と発言。現在のウクライナ情勢への言及と受け止められている。











