欧州議会議長、史上最年少43歳のメツォラ氏 20年ぶり女性

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欧州議会は18日、フランス東部ストラスブールで開いた本会議で、11日に急逝したダヴィド・サッソリ議長の後任として、マルタのロベルタ・メツォラ氏(43)を賛成多数で選出した。この日が誕生日のメツォラ氏は史上最年少の議長となる。女性の議長就任は約20年ぶり3人目。
女性が欧州議会議長に就任するのは、シモーヌ・ヴェイユ氏(フランス)、ニコル・フォンテーヌ氏(同)に続いて3人目。
中道右派の欧州人民党(EPP)メンバーのメツォラ氏は、中絶反対派である一方で、 LGBT(性的マイノリティー)の権利擁護派を自称している。
前任のサッソリ氏(65)は昨年末から免疫系の機能不全による深刻な合併症のため入院していた。同氏は2年半の任期を今月終えるはずだった。
メツォラ氏の欧州議会議長就任で、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長、欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁と、EU(欧州連合)のトップの役職に就く女性は3人となる。

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中絶をめぐる見解は
メツォラ氏は18日、女性のリプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)に対する自身の見解について、記者から何度も尋ねられた。
2015年にほかのマルタ代表の欧州議会議員と共に「中絶に断固反対する」と表明するなどしてきたメツォラ氏は、この問題をめぐり批判を受けてきた。
カトリック教徒が多いマルタはEU加盟国の中で唯一、中絶を全面的に禁止している。
メツォラ氏は、性と生殖に関する健康について、自分の見解よりも欧州議会の見解を示していくと主張している。
「(欧州議会は)これらの権利がよりよく保護さえるよう、繰り返し求めてきた」と、同氏は述べた。
「私は欧州議会の一員としての立場にある」
メツォラ氏は、欧州連合外務・安全保障政策上級代表だった英政治家キャサリン・アシュトン女男爵の法律顧問を務めたこともある。
「マルタ人として誇り」
記者会見の場にマルタ出身者が多く集まったことに、「こんなに多くのマルタ人が集まったのは初めて!」とメツォラ氏は声を上げて喜んだ。
あるジャーナリストは「おめでとうございます」と述べた。「あなたがこのような名誉あるポジションに選ばれたことを、マルタ人としてとても誇りに思います」。





