バイデン米大統領、アフガニスタンに米市民を置き去りにしない

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ジョー・バイデン米大統領は18日、武装勢力タリバンが掌握したアフガニスタンについて、アメリカの市民を置き去りにはしないと述べ、そのためには今月末の駐留期限を過ぎても米兵が残る可能性があると話した。米ABCニュースのインタビューで述べた。
バイデン氏は今月末までにすべての駐留米軍をアフガニスタンから引き上げたい意向だが、今も最大1万5000人のアメリカ市民がアフガニスタンに残されている。
バイデン氏は8月31日の完全撤収の期限を過ぎても、残るアメリカ人全員をアフガニスタンから脱出させるため、米軍部隊が残ることになるとABCニュースに述べた。
「アメリカ市民が残っているなら、その全員を出国させるために残る」とバイデン氏は話した。
大統領は、避難を必要とするアメリカ人は1万~1万5000人で、さらに通訳などとして米政府や米軍に協力したアフガニスタン5万~6万人も避難を必要としていると述べた。

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欧米各国の政府は、自国市民や、これまで協力していたアフガニスタン人の脱出作業を加速している。
現時点で、カブール郊外のカルザイ国際空港を米兵約4500人が警備・管理しているものの、その周辺をタリバン戦闘員が取り囲み、首都各地で検問を行っている。
米CBSニュースによると、アメリカ人の中には空港になかなかたどりつけず、避難のため予定された飛行機の出発に間に合わなかったという人も複数出ている。
バイデン大統領のインタビュー放送に先立ち、ロイド・オースティン米国防長官は18日の記者会見で、立ち往生するアメリカ人を救出する能力が米軍にあるのか質問され、「現地に入っていって大勢を集める能力はない」と答えていた。
国防総省は記者団に、これまでに6000人をカブールから脱出させており、さらに1日9000人を軍用機で避難させるつもりだと説明した。欧米政府の当局者はロイター通信に、これまでに脱出した人のほとんどは外交官や警備員、援助スタッフやアフガニスタン人だと話した。

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「混乱避けがたかった」
バイデン氏はABCニュースに、アフガニスタンの首都カブールでの混乱は避けがたいものだったと話した。
米軍撤収を機にした現在の混乱状態について、米政府に間違いがあったと認めるかと尋ねられると、大統領は「いいえ」と答えた。
「なんの混沌も起きない撤収の方法があったと言われても、それはどういう方法だったのか、私には分からない」
16日のカブール空港で、離陸する米軍機にしがみついた複数のアフガニスタン人が落下する映像について質問されると、バイデン氏は「それはもう4、5日前の話した」と反論した。
7月初めの時点で、タリバンによる全土掌握の可能性は「きわめてあり得ない」と自ら語ったことについてあらためて問いただされると、バイデン氏は、情報機関の分析ではそのような事態の可能性は年末に高まると報告されていたと述べた。
「『きわめてあり得ない』とおっしゃったとき、その時間軸については何も言わなかった。『タリバンが全土を制圧するのはきわめてあり得ない』とだけ、断言したんですよ」と、司会のジョージ・ステファノポロス氏は反論した。
「そうですね」と、バイデン氏はこれに答えた。バイデン氏は今年4月には、米軍は安全に、かつ整然と撤収することになると話していた。
バイデン氏はさらに、タリバンが電光石火で国を掌握したことについて、あらためてアフガニスタン政府とアフガニスタン軍を批判した。
情報分析の失敗? 予測不能?
米情報関係者はBBCに対して、バイデン大統領は撤収のリスクを十分に理解していたものの、あくまでも今年の内に撤収するという方針をなんとしても実現すると決心していたのだと話す。
最終的には、大統領に助言するアナリストの中でも「一番のアナリストは本人になっていた」と、米中央情報局出身のポール・ピラー・ジョージタウン大学教授は言う。
「タリバンはいずれは勝利しただろう。しかし、何かが起きるときの速度やペースというのは、結局のところ予測不可能だ」
「情報分析の失敗だったのか? おそらく違うと私は思う」とピラー教授は話した。

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ガニ大統領はUAEに
15日にタリバンが首都に迫ると大統領府を出て出国したアシュラフ・ガニ大統領は18日、アラブ首長国連邦(UAE)から動画で声明を出し、自分は逃げたのではなく、「大惨事」を避けるために、政府幹部の助言を聞いて出国したのだと説明した。
ガニ氏は出国時に巨額の現金をヘリコプターで持ち出したとロシア当局者が話した内容が報道されたが、ガニ氏はこれを否定した。
UAEは人道的見地から、ガニ氏と家族を受け入れたと発表した。












