カブール空港で混乱続く 各国がアフガニスタン出国を急ぐ

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アフガニスタンのカブール国際空港では、各国政府が自国民とアフガン職員の出国を急いでおり、報道によると18日も混乱状況が続いた。
タリバンがアフガニスタンを掌握してから、18日で3日がたった。
首都カブールでは、空港へと続く道路をタリバン戦闘員が管理している。群衆を散らすため、空に向けて発砲している。書類がない人は空港に入れていないと報じられている。
ただ、アメリカのパスポートを所持している人は空港内に進めると、米関係者は話した。
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カブール空港は現在、特別に派遣された米軍部隊が管理下に置いている。過去24時間で約5000人が出国した。
「ものすごく忙しくて大混乱だ」と、西側諸国の関係者はロイター通信に話した。
何とかして出国しようとする人は何千人もいる。その中には、過去20年のアメリカ主導の作戦を支援してきたアフガン人も含まれている。
各国に向けて出発
オランダ大使館の職員は、自分たちの出国についてアフガン職員に伝える時間がなかったと述べ、批判を浴びている。
報道によると、カブール空港には約15カ国が、避難のための航空機を計数十機、送り込んだ。アメリカ、フランス、オランダ、ドイツ、スペイン、イギリスの航空機が、ここ何時間かで飛び立っている。
米軍が滑走路を警備し、管制塔を管理下に置いている。米軍は今月中に3万人以上を避難させる計画だ。
米国防総省のジョン・カービー報道官は18日、群衆を管理する目的で米軍が夜間に発砲したが、けが人はなかったと話した。
また、空港には現在4500人の米軍部隊が配置されており、もうすぐ数百人が増員されるとした。
カービー氏は、「私たちには、できるだけ多くの人をアフガニスタンから出国させる責務がある」と説明。1日あたりの避難人数を5000人以上に増やしたいと述べた。
「スピードとペースを上げる」
AFP通信によると、米国民約1万1000人がアフガニスタンに残っている。アメリカは過去24時間で2000人を出国させ、うち米国民は325人だったという。
フランス、ドイツ、スペイン、ポーランド、チェコはそれぞれ、自国民とアフガン関係者の一部を首尾よく出国させたと明らかにした。
イギリスは17日、約700人の英国民とアフガン人を航空機で移動させた。ローリー・ブリストウ駐アフガニスタン大使は、「今後数日でスピードとペースを上げようとしている」と述べた。

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避難者の恐怖と安心
あるイギリス人救援職員は、脱出できて幸運だとBBCに話した。キティ・シヴァリエ氏はPA通信に、「滑走路は、何とか出国しようとする何百人ものアフガン家族でいっぱいだった」と述べた。友人や同僚はまだ取り残されているという。
ドイツの航空機で出国した女性は、搭乗までの恐怖をロイター通信に語った。「私たちはかき分けて前に進み、小さな息子が転んだ。怖かったが、たどり着いた」、「アメリカ人男性が親切にしてくれ、私たちが疲れ果てていることに気づいた」。
「彼は『大丈夫、入っていい』と言った。後ろにいた人たちは泣き、路上で横になった。恐ろしかった」
受け入れへの支持と警戒
欧米諸国では、アフガン難民の受け入れを拡大するよう求める声が上がっている。
欧州連合(EU)外務トップのジョセップ・ボレル氏は18日、「私たちは(アフガニスタンの同僚たちを)見捨てるわけにはいかず、避難場所の提供に全力を尽くしている」と述べた。
一方で、アフガン難民の流入を警戒する意見も出ている。ドイツのホルスト・ゼーホーファー内相は、30万~500万人のアフガン難民がヨーロッパに向かう可能性があると警告した。
イギリスは今後数年で2万人のアフガン難民を定住させるとしている。オーストリアのカール・ネハンマー内相は18日、「大半の人々を地域内にとどめることを目標としなくてはならない」と話した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ヨーロッパ全体で「不法な移住を止めるための強力な対策」が必要だと述べ、批判を浴びている。
マクロン氏は、発言がねじ曲げられているとして評論家を非難。「フランスは、極めて危険な立場にいる人たちを保護する責務を果たしており、これからも果たし続ける」と述べた。











