【東京パラ】 アフガニスタンの2選手、参加できず 政情不安で

来週開幕の東京パラリンピックに出場予定だったアフガニスタンの選手2人が、国内の政情不安により参加できなくなった。
テコンドーのザキア・フダダディ選手(22)と、陸上トラック競技のホサイン・ラスーリ選手(26)は、本来ならば17日に日本に到着予定だった。東京パラリンピックは24日に開幕する。
フダダディ選手は、パラリンピックに出場するアフガニスタン初の女性選手となるはずだった。その見通しについてこれまで、「興奮している」と話していた。
一方のラスーリ選手は、東京で活躍するチャンスを手にするのが「夢」だったと語っていた。
アフガニスタン・パラリンピック委員会のアリアン・サディキ代表はBBCスポーツに、「落胆している」と述べた。
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ロンドン駐在のサディキ氏はまた、「不運にもタリバンがカブールを手中に収め、すべてがめちゃくちゃになった」と話した。
「率直に言って、非常につらい。私の心は揺れており、昨夜は寝られなかった」
「すべての状況があまりに急速に大混乱に陥り、パラリンピック大会を棄権せざるを得なくなった。軍基地を除いて、アフガニスタンを出入国する民間機の運航はなくなったようなので」
時間の針が逆戻り
サディキ氏はさらに、フダダディ選手について、「個人的には、歴史が作られていると感じていた。私たちは歴史を作っていた」と述べた
「彼女を女性スポーツ選手、特にパラ選手にとっての模範と、アフガニスタンのパラ運動における模範にするつもりだった。彼女にできるならあなたにもできると言って励まし、参加者を増やしたかった」
「不幸なことに、そうはならない。50年か、20年はスタート地点に逆戻りする。パラリンピック選手にとってはよい知らせではない。パラリンピック選手で女性なら、乗り越えなくてはならない障害がとても多い」
タリバンが首都カブールを制圧した後、カブール空港は国外脱出を図る人々でパニック状態に陥っている。
すべての便は運航が止められており、空港内では16日に7人が死亡したと報じられている。
「希望が見えない」
サディキ氏は、パラリンピック選手チームとして航空便を確保しようとしたが、タリバンが主要都市を次々と支配下に置くにつれ、料金が上がっていったと話した。
「女性が殻から出て、力をつけ、学校や大学に行き、仕事をし、体を使った活動やスポーツをするまでに20年かかった。それを考えると(今回のことは)よいニュースにはならない」
「彼女たちの世界はまたも打ち砕かれたとしか思えない。私には希望が見えない」











