【東京五輪】 柔道独コーチ、女子選手に平手打ち 試合前の「儀式」と選手は擁護

Martyna Trajdos

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画像説明, マルティナ・トライドス(白)は気合いを入れるための「儀式」だと説明した

東京オリンピックの柔道は連日新たなメダリストが誕生し、31日には新種目の混合団体でメダルが争われる。そうした中、ドイツ選手のコーチが試合前の選手のえりをつかんで体を揺さぶり、頬を平手打ちする場面がテレビで中継され、見た人が眉をひそめている。

女子63キロ級のドイツ代表マルティナ・トライドス(32)は、日本武道館で27日に試合に臨み、2回戦でソーフィ・エズバシュ(ハンガリー)に敗れた。

トライドスが畳に上がる直前、コーチはトライドスの柔道着の両えりをつかんで体を数回激しく揺さぶり、右と左の頬に1回ずつ平手打ちを放った。そのシーンはテレビで中継された。

これに対しソーシャルメディアでは、コーチの行為を疑問視する声が上がった。

だがトライドスは、「私が気合いを入れてほしいと望むことを、コーチはしているだけ」とインスタグラムで説明。「激しさが足りなかったみたいだ」と付け加えた。

世界選手権銅メダリストのトライドスは、「今日は別の点で注目を浴びたかった」、「試合前の儀式として私が求めたものだ」と述べた。

国際柔道連盟(IJF)は28日、「柔道は教育的スポーツであり、こうした行為は容認できない」として、このコーチに警告を発した