仏統一地方選、マクロン大統領の与党が完敗 極右も議席伸ばせず

画像提供, Reuters
フランスで27日、統一地方選の決選投票があり、エマニュエル・マクロン大統領率いる与党・共和国前進が全ての「地域圏」で敗北した。
共和国前進にとっては結党後初の地方選だったが、先週行われた第1回投票でも振るわなかった。
また、マリーヌ・ル・ペン氏率いる極右・国民戦線も、全ての地域圏で勝利を挙げられなかった。
今回の選挙では、中道右派・共和党と中道左派・社会党が予想外の勝利をおさめ、議席を伸ばした。
投票率は35%以下だった。
大統領選に向けた支持拡大ならず
国民戦線は、第1回投票でプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏で勝つとみられていた。ル・ペン党首にとっては、2022年の大統領選に向けた足がかりになると期待されていた。
しかし、肝いりで出馬したティエリー・マリアーニ候補は、共和党のルノー・ミュゼリエ候補に敗れた。
この地域ではマリアーニ氏打倒のため、左派候補が出馬を辞退しミュゼリエ氏の応援に回っていた。
ル・ペン氏はこれについて、対立候補らが「不自然な同盟」を結んで国民戦線の勢力拡大を阻んでいると批判した。
「彼らはあらゆる手を使い、我々が地方自治体を率いる能力があることを国民に示す邪魔をしている」
北部カレーを含むオー=ド=フランス地域圏も国民戦線の勝利が予測されていたが、保守派のグザヴィエ・ベルトラン候補に敗れている。
BBCのヒュー・スコフィールド・パリ特派員は、第1回投票ですでに敗北が決まっていたマクロン陣営に対し、ル・ペン陣営は巻き返しを狙っていたが、それもかなわなかったと説明。全体では、すでに地盤を固めていた中道右派の候補らがたやすく勝利をつかんだと分析した。
そのうちの1であるベルトラン氏は、すでに大統領選への出馬の意思を明らかにしているという。





