北朝鮮、短距離ミサイルを発射 米政府は「挑発ではない」

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韓国国防当局は24日、北朝鮮が21日に短距離巡航ミサイル2発を黄海に発射したと明らかにした。アメリカのジョー・バイデン大統領は発射について、挑発行為とは考えていないとしている。
北朝鮮によるミサイル発射は、米メディアが23日に報じ、米政府と韓国国防当局がこれを認めた。ミサイルは北朝鮮・温泉(オンチョン)から21日朝に発射されたという。
北朝鮮は、アメリカと韓国が合同軍事演習を行ったことを批判していた。
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バイデン米大統領は23日夜、記者団に対し、「何も変わったことはないと理解している」と述べた。
挑発行為だと思うかとの問いには、「いや。国防総省によれば、普段どおりとのことだ。北朝鮮の行為に新たな点はない」と答えた。
「ごく普通の軍事行動」
国連安全保障理事会の決議は、北朝鮮に対し、弾道ミサイルなど多大な脅威を与える武器の発射を禁じている。今回発射された短距離ミサイルは、禁止の対象になっていない。
複数の米政府高官は、今回の発射について、「北(朝鮮)によるごく普通の軍事行動」と考えているとしている。
また、米政府は北朝鮮政策の見直しの「最終段階」にあり、日本と韓国の国防担当者らと近く協議する予定だと述べた。
米政府はこれまで、北朝鮮との外交接触を数週間にわたって試みてきたとしている。
米朝の対立
北朝鮮はまだ、バイデン氏の米大統領就任を承認していない。両国は、北朝鮮の核開発や弾道ミサイル計画をめぐり、対立が続いている。
バイデン氏は昨年の大統領選の運動中、金正恩総書記を「悪党」と表現。北朝鮮の核武装が解かれない限り、アメリカと国連による経済制裁の緩和はないと述べた。
BBCのローラ・ビッカー・ソウル特派員は、北朝鮮が本気でバイデン政権への挑戦姿勢を表明する気なら、もっと強力なミサイルを発射したはずだと解説。
一方のバイデン政権についても、北朝鮮の核開発などを止めるために戦略の見直しを進めているところで、今回の短距離ミサイルの発射には目立った対応はしないだろうと説明した。










