欧州最高齢の116歳、新型ウイルス感染から回復 フランス

Sister Andre speaking to the French media last year

画像提供, AFP

画像説明, 感染は怖くなかったと話したシスター・アンドレ(2020年撮影)

新型コロナウイルスに感染した欧州最高齢のフランス人修道女(116)が、このほど無事回復した。女性は11日に117歳の誕生日を迎える。

新型ウイルス感染症から回復したのは、1994年からシスター・アンドレを名乗るルシル・ランドン氏。

先月16日にウイルス検査で陽性と判定されたが、症状は現れなかった。

シスター・アンドレは地元メディアに、「感染していることにさえ気付かなかった」と述べた。

感染判明後は、入居していた南部トゥーロンの高齢者施設で、他の入居者から隔離されたが、このたび完全に回復したと判断された。

シスター・アンドレは目が見えず、車椅子で生活している。11日の誕生日は、例年よりも少人数で祝うことになるが、楽しみにしているという。

自分より周囲を心配

「彼女(シスター・アンドレ)は非常に幸運だった」と、聖カトリーヌ・ラブレ老人ホームの広報担当、ダヴィッド・タヴェラ氏は述べた。

同氏は地元紙「Var Matin」に対し、「彼女は自分の健康状態について私に尋ねることはなかった。食事や就寝時刻など、生活習慣が変わるのかを知りたがっていた」と述べた。

「病気を恐れる様子は見られなかった。その反面、他の入居者のことをとても気にしていた」

「死ぬのは怖くない」

シスター・アンドレは1904年2月11日生まれで欧州最高齢。老年学研究者団体「ジェロントロジー・リサーチ・グループ」(GRG)によると、世界の存命者の中でも2番目に高齢だ。

仏放送局BFMからCOVID-19に感染して恐怖を感じたか問われると、シスター・アンドレは「いいえ、怖くなかった。死ぬことを恐れていなかったので」と答えた。

「あなたがたと一緒にいられるのは幸せだが、兄や祖父、祖母と一緒にいられる別の場所にいたいという思いもある」