ストーカー被害者をさらに攻撃 中国の化粧品広告に非難

画像提供, Weibo
中国のメイクふき取りシートの広告が、性被害を受けた女性をさらに攻撃していると批判を浴びている。広告主の企業は謝罪し、広告を取り下げた。
生活用品メーカー「全綿時代(ピュアコットン)」によるこのCMは、女性が化粧を取って男性ストーカーを驚かすという内容だった。
ソーシャルメディアではこのCMに対し、女性が望んでいない性的関心を寄せられるのは、女性のせいだと示唆しているとの非難の声が上がった。
また、化粧をしていない女性は魅力的ではないというメッセージも含まれているとの指摘も出ている。
ボイコットに発展
中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」のあるユーザは、「女性が本当に怖がったり傷ついたりしている状況をCMに使うなんて、頭に問題があるんじゃないか?」と書き込んだ。
このCMはインターネット上で炎上し、全綿時代の製品のボイコット運動が呼びかけられている。
全綿時代は微博の公式アカウントに謝罪文を投稿。同じような事態が起こらないよう、社内手続きを見直すと述べた。また、広告を自社のSNSから取り下げた。
ただ、広告はすでに広く拡散されてしまっていた。
<関連記事>
26秒間のCMでは、若い女性が夜に一人で歩いているのを男性が付け回している。
女性がふき取りシートでメイクを落とし始めると、男性が後ろから女性の体をつかむ。女性は振り向き、メイクをしていない顔を見せる。このとき女性の顔は、別の男性俳優の顔になっている。
中国語で「おえっ」という文字が画面に点滅し、ストーカーが立ち去るところでCMは終わる。

画像提供, Weibo
「被害者叩き」が社会問題に
中国では、性差別や「被害者叩き」への批判が高まっており、オンラインで抗議活動が続いている。
昨年には2大学が、女子学生向けにキャンパス内で性暴力に合わないための「安全な」身なりなどを発表し、非難を浴びた。
広西大学は、女性は首筋を見せたり背中を出したりするなど「誘惑するような服装は避け」、慎ましい服を着るべきだとしていた。また、杭州市の中国美術学院は、「かわいい見た目」や「見た目に気を使い過ぎる」ことは、不必要に男性からの性的関心を集めると注意していた。









