イタリアの公共放送、「セクシーな買い物のしぐさ」を指南し批判殺到

TV host Bianca Guaccero attends 'Detto Fatto' TV Show Christmas Shooting on December 7, 2018 in Milan, Italy

画像提供, Getty Images

画像説明, 問題となった「Detto Fatto」で司会を務めるビアンカ・ガッチェーロ氏も謝罪した

イタリアのテレビ番組が「セクシーに買い物をする方法」を紹介し、視聴者や政治家から大きな批判を浴びている。

公共放送RAIで24日に放送された「Detto Fatto(お安い御用)」には、肌をあらわにした、ハイヒールとショートパンツ姿の女性が登場。スーパーマーケットで高い棚に手を伸ばす時は「背中をしならせて」とアドバイスした。

さらに、魅力的にトローリーを押す方法や、「そそるように」膝をあげる方法などを披露した。

女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)の前日に放映されたことも、多くの視聴者の批判の的となった。

RAIのファブリツィオ・サリーニ最高経営責任者(CEO)は番組を一時見合わせ、調査を行うと発表。番組内容は「RAIの公共放送として精神、および編集方針とは関係がない」と強調した。

「Detto Fatto」で司会を務めるビアンカ・ガッチェーロ氏も「制作チームを代表して」謝罪すると述べ、「今までの人生でもそうしてきたように、二度とこのようなことが起こらないよう気をつける」と話した。

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問題となったコーナーには、バレリーナでポールダンス講師のエミリー・アンゲリッロ氏が登場。ダンスを披露したあと、ハイヒールを履いてスーパーマーケットなどに行くコツを伝授した。

また、床に落ちたものを拾うときには「片方のひざをもう片方より縮めて屈みます。これ以上、下品にならないように脚は閉じます」とアドバイスした。

アンゲリッロ氏も放送後、フェイスブックで「侮辱されたと感じた全ての女性に謝罪する」と述べた。

イタリアのソーシャルメディアでは、番組に対する批判の声があがっている。

マリアステラ・ゲルミニ元教育相はツイッターで、「ジェンダーの固定観念は中々覆らないが、これを2020年に放送するのか? 今日は11月25日なので女性に対する暴力について話し合おう、でも明日は、お願いだから、一部メディアの女性に対する扱いについて話し合おう」と述べた。

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民主女性会議のセシリア・デリア報道官は、この番組は「固定観念に縛られ、公共放送にふさわしくない」女性のイメージを放送したと批判した。

「サリーニCEOをはじめとするRAI幹部は、この件について回答すべきだ」

アンドレア・マルテッラ閣外相もこの番組内容を批判し、「指導が必要なのは買い物をする方法ではなく、RAIの歴史と価値を損なわずに公共放送を運営する方法ではないか」と指摘した。