日本航空、「レディース&ジェントルメン」のアナウンス廃止へ

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日本の旅客機の英語アナウンスでおなじみのフレーズといえば、「レディース・アンド・ジェントルメン」。ただ、来月以降に日本航空(JAL)を利用する人は、この呼びかけを聞けなくなるという。
JALはこのほど、機内や空港での英語アナウンスで使用していた「レディース・アンド・ジェントルメン」という呼びかけを、10月1日から廃止すると発表した。
ジェンダーニュートラル(従来の性差にとらわれないあり方)に配慮し、「アテンション・オール・パッセンジャーズ」(乗客のみなさんにお知らせいたします)あるいは乗客を性別で区別せずに「皆様」とする表現に変更する。
JALは、こうしたジェンダーニュートラルな呼びかけを採用する数少ない世界的航空会社の1つだ。
日本語の場合、一般的にこうしたアナウンスに使用される表現はもともとジェンダーニュートラルのため、今回のJALの変更は英語アナウンスにのみ適用されると、AFP通信は伝えた。
JALの英語アナウンスの変更について、日本では大きな話題にはなっていない。
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広島修道大学人文学部の河口和也教授はBBCに対し、日本語話者の乗客のほとんどは英語アナウンスの変更を理解していないか、気付いていないと指摘。そのため、大半の人が気にも留めない小さな変更になったと述べた。
一方で、 LGBT(性的少数者)に理解のある日本の大企業の1つとして、JALの努力は評価されるべきであり、ひいては他のLGBTなどの問題改善に向けた重要な一方になるはずだとした。
また、中小企業は大企業を追随する傾向があるため、大企業がこのような取り組みを始めるのは重要だと、河口氏は述べた。
JALは、昨年にジェンダーニュートラルな呼びかけを採用した、エア・カナダや英格安航空イージージェットに続くかたちとなった。
JALはロイター通信に宛てた声明で、「好意的な雰囲気を生み出し、すべての人に(中略)敬意を持って対応」したいと考えたと述べた。
「私たちは性別や(中略)性的指向、性自認あるいはその他の個人的属性に基づいて差別しないよう取り組んでいる」と、JALの広報担当マーク・モリモト氏はロイター通信に述べた。
日本では同性婚は法的に認められていないが、複数の調査から強い支持があるのがうかがえる。
昨年には、日本各地で計13組の同性カップルが、結婚する権利を求めて一斉提訴した。








