米司法長官にガーランド判事を起用へ バイデン氏

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アメリカのジョー・バイデン次期大統領は、司法長官にワシントン連邦高裁のメリック・ガーランド判事(68)を起用する見通しとなった。米メディアが6日報じた。
ガーランド氏をめぐっては、2016年にバラク・オバマ大統領(当時)が連邦最高裁判事に指名したが、上院で共和党議員らが承認のための投票を開くのを拒み、就任できなかった経緯がある。
ガーランド氏はクリントン政権の司法省で勤務。いくつかの注目事件の訴追を指揮した。
共和党のリンジー・グレアム上院議員は早々にガーランド氏を祝福。「メディア報道が正確なら、ガーランド判事を次期司法長官に選ぶのは適切だ。人間性に優れ、高潔で、法律に関して並外れた能力をもっている人物だ」とツイートした。
ガーランド氏の司法長官への指名は、今週中にバイデン氏の政権移行チームが正式発表するとみられている。
リベラル層は不満か
米CBSニュースによると、司法長官の候補には、ダグ・ジョーンズ上院議員やサリー・イエーツ元司法長官代行らの名が挙がっていた。
BBCのアンソニー・ザーカー北米担当記者はガーランド氏の起用について、比較的穏健な姿勢が民主党のリベラル層には不満かもしれないが、バイデン氏らしい人選として評価する向きも少なくないと解説した。
また、上院を掌握する見通しの民主党が、ガーランド氏の最高裁判事就任によって欠員となるワシントン連邦高裁判事に同党にとって望ましい人物をあてられる可能性が高いことは、同党にプラスになると指摘した。
最高裁判事に指名されたが
ガーランド氏は2016年、アントニン・スカリア判事の死去を受けて連邦最高裁判事に指名された。大統領選の237日前のことで、上院で多数派だった共和党は最高裁判事について、大統領選のない年に決められるべきだと主張した。
ところが昨年、大統領選まで1カ月を切ったタイミングで、共和党のミッチ・マコネル上院院内総務が率いる上院は、ドナルド・トランプ大統領が指名したエイミー・コーニー・バレット氏を最高裁判事に承認。民主党が激しく反発した。








