欧州で新型ウイルス対策強化 ドイツはロックダウン強化、フランスは夜間外出禁止

画像提供, Reuters
欧州で新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、各国が厳しい制限を次々に発表している。ドイツでは16日から学校が閉鎖され、日用品以外の小売店も営業休止された。
ドイツのこの対策は来年1月10日まで続く。ただしクリスマス期間(24~26日)のみ緩和され、近しい親族4人まで家に招くことができる。
同国では15日、新たに1万4432件の感染が報告され、500人が亡くなった。
フランスでは夜間外出禁止令が発表され、外出理由を書いた書類がない場合は午後8時から翌午前6時まで家にとどまらなければならない。
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ドイツでは今後、スーパーや銀行といった生活に必要な店舗のみ営業が許可される。レストランやバー、娯楽施設などはすでに、11月の「ロックダウン・ライト」の時点で閉鎖されている。
COVDI-19対策を統括しているロベルト・コッホ研究所(RKI)のロタール・ウィーラー所長は、ドイツの状況は危機的だと述べた。
「このパンデミックの中で、現在の状況は最も深刻なものになっている。感染報告数は最多を記録し、さらに増加している。今後も状況が悪化し、パンデミック対策が困難になっていく危険がある」
ドイツは先に欧州医薬品庁(EMA)に対し、米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型ウイルスワクチンの使用を許可するよう圧力をかけた。このワクチンはすでにイギリスやアメリカの規制当局が承認し、接種が始まっている。
イエンス・シュパーン保健相は、クリスマス前にワクチンを承認するよう求めている。EMAは、欧州連合(EU)域内でワクチンの供給を始めるべきかを決める会合を、29日から21日に前倒しして開催する。
その他の欧州各国の動向は
フランスでは2度目のロックダウンが終了し、代わりに夜間外出禁止令が発表された。
これまでは日中でも外出理由を書いた書類が必要だったが、今後は午後8時から翌午前6時までの間に短縮される。
フランスでは15日、新たに790人が新型ウイルスで亡くなった。全体では5万9072人が死亡している。


オランダは5週間のロックダウン期間に入り、これまでで最も厳しい制限が敷かれている。
日用品以外の小売店や映画館、美容院、ジムなどが全て営業できなくなったほか、16日からは学校も閉鎖される。また、3月半ばまでは不要不急の旅行を予約しないよう推奨されている。
しかしクリスマス前後の3日間には若干緩和され、各世帯は3人まで人を招いて良いことになっている。
イギリスでは16日からイングランド南部のロンドンやエセックス州などで、警戒レベルがティア3(最も高い)に引き上げられた。パブやレストランの営業はテイクアウトや配達に限られ、劇場やボーリング場、映画館などの屋内娯楽施設も閉鎖された。
イタリアでも、1日当たりの死者が500人近くで推移しており、政府はクリスマス期間の制限強化を検討している。
詳しい内容は明らかになっていないが、クリスマスから元日まで新たなロックダウンが実施される見通しだという。


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