クリスマスの計画立てるには「時期尚早」 感染再拡大の欧州各国が警告

The lights of Stockholm's biggest Christmas tree are switched on for the first time during Advent Sunday on November 27, 2016

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画像説明, スウェーデン・ストックホルムのクリスマスツリー(2016年11月27日撮影)

ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再び拡大を続けており、いくつもの国がクリスマス休暇の旅行を計画するには時期尚早だと警告している。

スウェーデンは、クリスマス休暇の期間中に移動制限を設ける可能性があるとし、そうなった場合に備えておくよう市民に伝えている。

一方でアイルランドとフランスの当局は、旅行の手配をしていいか判断するには時期尚早だとした。

クリスマス休暇まで約6週間となるなか、複数の国でロックダウンなどの措置が導入されている。

ポルトガルは夜間外出禁止令の対象となる場所を大幅に拡大。16日からは国内の4分の3の範囲で、政府による最も厳しい制限措置が適用されることとなる。

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移動制限の導入も

スウェーデン政府の疫学者で、新型ウイルスの感染症(COVID-19)対策を指揮してきたアンデシュ・テグネル博士は、地域の医療サービスがひっ迫するのを回避するために、クリスマス休暇中に異なる地域間の移動が制限される可能性があるとし、国民に備えておくよう呼びかけた。

テグネル氏は、1~2週間ほどで暫定的な決定が下されるだろうと述べた。また、「クリスマスの直前に」変更が加えられる可能性もあるとした。

スウェーデン当局は12日、新たに40人が死亡したと発表した。1日の死者数としてはこの5カ月間で最多となった。

飛行機や鉄道の予約勧めず

こうした中、アイルランドのレオ・バラッカー副首相は海外在住のアイルランド市民に対し、帰国便を予約しないよう求めた。また、移動について助言するには「時期尚早」だと付け加えた。

フランスのジャン・カステックス首相も同様の見解を表明。クリスマス休暇にむけて鉄道の切符を買っても問題ないか判断するには「時期尚早」とした。また、「今ロックダウンを緩和するのは無責任だ」とし、少なくとも2週間はロックダウンの緩和はないと付け加えた。

2度目の全国的なロックダウンが敷かれたフランスでは現在、在宅で仕事ができない人が通勤する場合や、必需品の購入、治療、1日1時間までの運動のためだけで、外出が認められている。必要不可欠ではない店舗やレストラン、バーは閉鎖されているが、学校や保育園は開いたままだ。

カステックス氏は、感染者数によっては、12月1日から一部の店舗が営業を再開できるかもしれないとしつつ、バーやレストランの閉鎖は続けると述べた。

Chart showing countries which have seen second rise in cases in Europe
画像説明, 欧州各国の人口10万人あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移。上からフランス、イタリア、スペイン、イギリス、ドイツ。過去数週間で増加していることがわかる。(注:各国は感染状況について必ずしも毎日公表しているわけではない。一部グラフに急激な変化がみられるのは、その影響があるかもしれない) 出典:欧州疾病予防管理センター(ECDC) 11月11日時点

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると(日本時間13日午後4時時点)、フランスの累計感染者数は191万5282人。12日には入院者数が3万2638人と過去最多を記録した。これは4月のピーク時を350人近く上回る人数だ。一方で12日の新規感染者数は前日より2500人以上減り、7日移動平均が5日連続で減少した。

国内の大部分でロックダウンが敷かれているイタリアでは、感染者数や死者数の増加が続いている。そのため、より厳格な措置を求める声が上がっている。フランチェスコ・ボッチャ地域担当相は、今年のクリスマスは近しい家族だけで祝うべきだと述べた。

イギリスではイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域が、共同でCOVID-19対策ルール取り組むことについて協議した。同国では現在、4地域がそれぞれ異なる新型ウイルス対策を講じている。

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