サンタへのワクチン優先接種、米当局が計画を取りやめ

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米政府は、サンタクロースを演じる人々に新型コロナウイルスのワクチンを優先的に接種する計画を取りやめた。米紙が25日報じた。サンタらには、ワクチン接種を広く奨励することの見返りとして、優遇を予定していた。
政府は、ワクチンが承認された際の、有名人らによる接種奨励キャンペーンを計画。2億5000万ドル(約262億円)を予算化していた。
計画の一環として、サンタクロースやその妻、小妖精を演じる人たちは、優先的に接種を受けられることになっていた。
しかし保健福祉省(HHS)は、この宣伝キャンペーンは取りやめになったと米紙に明かした。
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サンタの反応
「ひげ面の真のサンタ友愛会」のリック・アーウィン会長は、「極めて残念だ」と述べた。
アーウィン氏は、「今年のクリスマスに向けて最大の希望だったが、どうやら実現しないようだ」と、最初にこのニュースを報じた米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に語った。
サンタに対するワクチン優先接種の計画は、HHSのマイケル・カプート次官補が発案した。
しかしカプート氏は先月、政府の科学者らがドナルド・トランプ大統領に反対する動きをあおったと非難する動画をフェイスブックに投稿した後、休暇を取ると発表した。
「不可欠な労働者だ」
WSJによると、カプート氏は8月、「サンタ友愛会」のアーウィン会長に、ワクチンは11月中旬までには承認され、感謝祭(今年は11月26日)までには第一線の労働者らに接種される見通しだと伝えていた。
カプート氏はWSJが公表した電話の録音で、「あなたや仲間は間違いなく不可欠な労働者だ」と発言。アーウィン会長は、「ホウ! ホウ! ホウ!」と返答した。
アーウィン会長はまた、「あなたはサンタに大変な手助けをしてくれているので、サンタもちゃんとそれに報いる」と電話で述べた。
HHSの報道官は米紙ニューヨーク・タイムズに、アレックス・エイザー長官はサンタに関する計画について「全く知らなかった」と述べた。
だが、アーウィン会長はWSJに、HHS側が9月中旬までに計画を最終決定すると約束していたと説明。100人近くのサンタが志願していたと述べた。
そして、「向こうはサンタに、ちょっとしたうそをついていたのかもしれない」と述べた。











