米ミシシッピ州議会、州旗変更の法案可決 南部連合の象徴なくす

The Mississippi State Capitol dome is visible in the distance as the flag of the state of Mississippi flies

画像提供, Getty Images

画像説明, 州旗に南部連合の旗をあしらっているのはミシシッピ州だけとなっている

米南部ミシシッピ州議会は28日、州の旗を変更する法案を可決した。全米で唯一、南北戦争時代の南部連合(南軍)の旗をデザインの一部に残していたが、それを取り除いたものに変える内容。

法案は州議会下院で賛成91、反対23で可決され、続く上院でも賛成37、反対14で可決された。投票結果が読み上げられた際、上院議員からは歓声が上がったとの報道もある。

テイト・リーヴズ知事(共和党)は、公には法案の支持を表明していないが、可決されれば署名し、法律として制定させる意向を示している。

<関連記事>

27日のツイートでリーヴズ知事は、「議会は新たな州旗をめぐって何日も行き詰まっている。1894年に作られた旗に関する議論は、旗そのものと同じくらい分断を生むもので、もう終わりにすべきだ。今週、法案が送られて来たら、私は署名する」と表明していた。

X の投稿を飛ばす
X のコンテンツを表示しますか?

この記事にはX 提供の内容が含まれます。クッキーや他の技術が使われている可能性があるため、あらゆる外部コンテンツ読み込みの前に、読者の方の同意をおたずねしています。同意する前に、 X のクッキー方針 およびプライバシー方針 を確認することも可能です。このコンテンツを見るには「同意して続ける」を選んでください。

ご注意:外部コンテンツには広告が含まれるかもしれません

X の投稿の終わり

Presentational white space

また、「議会での投票ですべてを終えたと思ってはいけない。州を1つにする仕事がまだある」と付け加えた。

一方、アフリカ系アメリカ人のバーバラ・ブラックモン上院議員(民主党)は27日、「生きているうちに州旗が変わるとは思わなかった」と述べていた。

今後、9人でなる委員会が新たな州旗のデザインを考案し、11月に投票にかけられる見通し。旗には「In God, We Trust」(私たちは神を信じる)の文言が入れられる。

奴隷制や差別の象徴を見直す

南部連合のシンボルを人種差別の象徴と捉える人は多い。黒人のジョージ・フロイドさんが警官に首を圧迫されて亡くなった事件を受け、そうしたシンボルの使用の是非をめぐる議論が再燃していた。

動画説明, アメリカの警察の歴史的問題 脱走奴隷の追跡から始まり

南部連合の旗は、南北戦争(1861~1865年)で敗れた南部の州が使用していた。

合衆国政府(北軍)と戦った南部連合の将軍らの何百もの像は各地で長年存続し続け、奴隷制や人種差別の思い起こさせる役割も果たしてきた。

しかしフロイドさんの死を受け、社会で制度化された人種差別の撤廃を求める声が再燃。アメリカや他の国々で、歴史気的人物の像が引き倒されるなどしている。