スペイン、欧州の観光客受け入れ再開 非常事態宣言を解除

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スペインは21日、非常事態宣言を解除し、ヨーロッパのほとんどの国からの渡航者の受け入れを再開した。イギリスからの渡航者も隔離なしで入国できるとした。
スペインは欧州連合(EU)加盟国と、欧州域内の自由な移動を認めるシェンゲン協定の加盟国からの入国を認める。ポルトガルとの国境は、同国の求めにより閉鎖を続ける。
スペイン国内でも、国民の自由な移動を認める。
スペインは過去約3カ月間、ヨーロッパでもひときわ厳格なロックダウン(都市封鎖)を実施。新型コロナウイルス対策を進めてきた。
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ペドロ・サンチェス首相は制限を緩和する一方で、社会的距離の確保や商店や公共交通機関でのマスク着用、こまめな手洗いなど、保健衛生面での行動については厳密な取り組みを求めた。
「警戒を緩めず、衛生面と予防面での対策は引き続き、しっかり取り組まなくてはならない」
また、感染の第2波について警告し、「どんなことをしてでも避ける必要がある」と述べた。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(日本時間22日正午現在)では、新型ウイルスの感染症COVID-19によるスペインの死者は2万8323人で、EU域内で3番目に多い。
観光業に大きな意味
スペインの非常事態宣言は3月14日に出された。その後数週間、国民は運動のための外出はできず、子どもはいかなる理由でも家から出ることを禁じられた。
スペインには通常、年間約8000万人の観光客が訪れる。観光業は国内総生産(GDP)の12%超を占めている。

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夏の休暇シーズンを前にした旅行者の受け入れ再開は、同国経済にとって大きな意味があるとされている。
スペインに入国する人は、空港で検温を受け、新型ウイルスの感染歴を申告。連絡先も知らせる。
英国民の隔離を取りやめ
スペインのアランチャ・ゴンザレス・ラヤ外相はBBCに、イギリスからの渡航者について、これまで求めていた2週間の隔離措置をやめると述べた。
また、イギリスも同様にスペインからの渡航者の隔離措置をなくすかは協議中だとした。
ラヤ氏は今回の取りやめについて、「スペインに第2の住居をもつ40万人の英国民への敬意からだ」と述べた。
一方、フランスでは22日、約3カ月の自宅待機を経て、何百万人もの子どもたちが学校への登校を再開する。
学校に戻るのは、小学生と15歳までの中学生。ここ数週間、一部の子どもはすでに登校を再開していた。
映画館と団体競技用のスポーツスタジアムも、22日から営業を再開する。
イタリアでは20日、サッカーの1部リーグ・セリエAの試合が約3カ月ぶりに始まった。


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