米国の死者、10万人の恐れも トランプ氏がテレビ番組で警告

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ドナルド・トランプ米大統領は3日、新型コロナウイルスによる米国内の死者は最大10万人に上る恐れがあるとして警戒を呼びかけた。
トランプ氏はこの日、仮想の「公会堂」で2時間にわたって視聴者らと対話する米FOXニュースの番組に登場。政府の新型ウイルス対策は遅すぎたとの見方を否定した。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(日本時間4日午後3時現在)によると、アメリカのCOVID-19(新型ウイルスの感染症)による死者は6万7682人に上っている。同国の人口は約3億3000万人。
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トランプ氏は番組で、ワクチン開発に関して楽観的な見方を表明。「今年末までにワクチンを手に入れられると思う」と述べた。
一方、専門家らは開発までに1年~1年半かかるとの見通しを示している。
トランプ氏は、「医者たちは、そんなこと言っちゃだめだと言うだろう。私は思ったことを言うんだ(中略)案外早くワクチンが手に入るだろう」

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専門家は賛同せず
アメリカの感染症専門家のトップ、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ博士や、英イングランド主任医務官(CMO)のクリス・ウィッティー教授ら専門家は、トランプ氏の楽観に異を唱えている。
ファウチ氏はこれまで、ワクチン開発には最長1年半かかると説明。ウィッティー氏は先月、ワクチンか治療法を来年中に手にする可能性は「とんでもなく小さい」と述べている。
この日の公会堂形式のイベントは、トランプ氏の大統領再選に向けた選挙運動のスタートという位置づけだった。新型ウイルス対策で集会を開けないため、それに代わるものとして開催された。
トランプ氏は、新型ウイルスの流行初期に政府が素早く対応しなかったとの批判について、「我々は正しいことをした」と反論した。

また、中国に対し、感染拡大を防がなかったとして批判を浴びせた。
「中国は恐ろしい間違いを犯したと思う。でも彼らは認めようとしなかった。我々は入国したかった。彼らは我々に来てほしくなかった」
トランプ氏はさらに、情報当局についても、1月23日になるまで新型ウイルスの大流行の懸念を指摘しなかったとして批判した。
米放送局CNNとABCは、早くて1月3日には、情報当局の大統領への説明事項に新型ウイルスが含まれていたと報じている。


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