香港の医療者、中国大陸との境界封鎖求めスト 新型ウイルス

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中国・武漢で発生した新型コロナウイルスの流行を受け、香港で多数の医療従事者が3日、中国大陸と香港の境界の完全封鎖を求めてストライキを行った。
香港はすでに中国大陸に通じる鉄道やフェリーの運行を停止しているが、医療従事者らは完全な封鎖を求めている。香港ではこれまでに15人の感染者が確認された。
香港当局はこれについて、完全な封鎖は世界保健機関(WHO)の指示に反するものだと説明している。
WHOは、国境における検査を推奨。国境封鎖については、不法入国によって感染の悪化を招く恐れがあると警告している。
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医師や病院職員などの労働組合「医管局員工陣線」のウィニー・ユー会長は、「境界を完全に封鎖しなければ、アウトブレイク(大流行)に対応できる人員も、防護用品も、隔離施設も十分ではなくなる」と訴えた。
3日には、病院で働く「非重要」職員がストを行った。労組によると、要求が満たされない場合は、4日から医師や看護師を含む最前線スタッフもストに加わるという。
人口700万人の香港は中国の一部だが、大きな自治権を持っている。中国大陸との境界では、国際的な国境と同じような検問システムが導入されている。
中国当局は交通機関の停止に加え、香港への個人渡航者へのビザ(査証)発行も停止している。
中国では3日までに、新型コロナウイルス患者が1万7000人を超え、死者も361人に上っている。国外では150人以上の患者が確認されているほか、フィリピンで1人が死亡した。
各国の新型コロナウイルス対策
新型ウイルスの流行に伴い、さまざまな国が渡航制限を発表している。
- 最近、中国に渡航歴のある全ての外国人の入国拒否:アメリカ、オーストラリア、シンガポール
- 中国本土から渡航した外国人の入国拒否:ニュージーランド、イスラエル
- 中国湖北省を訪問した外国人の入国拒否:日本、韓国
また、エジプトやフィンランド、インドネシア、イギリス、イタリアなどでは、フラッグ・キャリアが中国本土への運航を全て停止している。
一方、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は先月31日、「渡航制限によって、情報の共有や医薬品のサプライチェーンが妨害され、経済を損ねるなど、良い効果よりもさらなる害を及ぼす可能性がある」と述べた。
各国での渡航制限の広まりに反発している中国は、公式の忠告を無視しているとして外国政府を非難している。
持病のある患者が死亡
流行の中心となっている武漢市では、7万5000人以上が新型ウイルスに感染している可能性があると、専門家は指摘している。
一方、香港大学は、実際にウイルスに感染した人数は当局の発表よりはるかに多いと推計している。
また、英医学誌ランセットで発表された流行の初期段階に関する報告書によると、新型ウイルスによって亡くなった患者のほとんどに既往歴があった。
武漢市金銀潭医院に入院し、最初に死亡した99人のうち、40人に心臓や血管の疾患がみられた。また、12人が糖尿病をわずらっていたという。
新型ウイルスは深刻な呼吸器感染症を引き起こすもので、発熱や空ぜきといった症状から始まるとみられている。
しかし感染した多くの人が、通常のインフルエンザのように完治するとみられるという。
中国の国民健康委員会の専門家によると、重症とならなかった場合、症状は1週間ほどでおさまると説明している。











