イラクの米大使館にロケット弾、職員が負傷か 高まる反米感情

画像提供, Reuters
イラクの首都バグダッドにある米大使館に26日、ロケット弾が少なくとも3発着弾した。負傷者が出たとの報道もある。
ロケット弾の1発は大使館のカフェテリアに、残り2発は少し離れた場所に落ちた。AFP通信が情報筋の話として伝えた。
少なくとも3人負傷か
ロイター通信によると、治安当局筋が、この攻撃で少なくとも3人が負傷したと述べた。
過去数年間で、米大使館への攻撃で職員が負傷したのは初めて。
犯行声明は出ていない。アメリカは過去に、イランの支援を受けた、イラク国内の武装グループを非難している。
イラクのアデル・アブドルマフディ首相は、こうした活動が継続すれば「イラクが戦場と化す」恐れがあるとして、米大使館への攻撃を非難した。
米国務省は、「我々はイラク政府に対し、我々の外交施設を守る義務を果たすよう求める」と述べた。
イラクではこのところ、米大使館や米軍基地を標的とする攻撃が続いている。
イラク国内では反米デモ
イラクは過去数カ月間、イランと米国との急速な関係悪化に巻き込まれている。
その要因のひとつに、イラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のトップ、カセム・ソレイマニ司令官が今月3日、バグダッドで米軍の空爆によって死亡したことが挙げられる。
このドローン攻撃では、イラクのイスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」のアブ・マフディ・アル・ムハンディス副司令官も死亡した。イランは「ヒズボラ」を支援している。
影響力のあるシーア派聖職者、アクタダ・アル・サドル氏は、米軍のイラク撤退に圧力をかけるため反米デモを計画した。
サドル氏の支持者はもともと、大規模な反政府デモに参加していた。ソレイマニ氏殺害後、サドル氏は抗議の矛先を米国へと転換するよう呼びかけた。
サドル氏支持者らは26日、座り込みの反政府デモから撤収を始めた。









