【ラグビーW杯】 イングランド、ベスト4に一番乗り オーストラリアを大差で下す

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ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、決勝トーナメントが始まり、大分スポーツ公園総合競技場(大分市)であった準々決勝の第1試合ではイングランド(世界3位)が40-16でオーストラリア(同6位)を下し、ベスト4に一番乗りを決めた。
前回大会で1次リーグ敗退の屈辱を味わったイングランドにとっては、3大会ぶりの準決勝進出。
26日に横浜で開かれる準決勝で、大会3連覇を狙う世界王者ニュージーランドと対戦する。ニュージーランドはこの日、準々決勝の2試合目でアイルランドを破って4強入りした。
イングランドは3勝無敗(1試合は雨天引き分け)で1次リーグC組を1位突破。一方、オーストラリアは、D組を3勝1敗で2位通過していた。
イングランドは1次リーグ最終戦が台風の影響で中止となり、5日以来2週間ぶりの試合だった。たっぷりと休養を取った一方、すぐに本来の動きを発揮できるのか不安視する声もあったが、無用の心配だった。
トライですぐ逆転
先制点はオーストラリアが挙げた。
前半11分、イングランドが危険なハイタックルの反則を犯すと、オーストラリアのSOクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴール決めた。
しかし、イングランドの反撃は早かった。
前半17分、イングランドは右サイドから左サイドへと大きくパスをつなぎ、最後はWTBジョニー・メイが左サイドに飛びこんで逆転。SOオウエン・ファレルがコンバージョンキックを決めた。
その3分後、メイが再びトライを決める。オーストラリアのパスをインターセプトしたCTBヘンリー・スレイドが駆け上がり、前方にゴロのキックを蹴り出した。それをメイがつかみ、またも左サイドに滑り込んだ。
コンバージョンキックも決まり、イングランドは14-3とリードを広げた。この日、キッカーのファレルは抜群の安定性を見せた。
トライ狙わず確実に得点
前半25分、イングランドは自陣ゴールから10メートル足らずの場所で反則を犯す。オーストラリアはこの好機に、迷わずペナルティキックを選択。トライに固執せず着実に点差を詰める、決勝トーナメントらしい戦術をとった。
これをリアリーファノが確実に決め、6-14に点差を縮めた。
イングランドは前半29分、ファレルが相手反則から約30メートルのペナルティゴールを成功させた。
しかし前半終了間際、オーストラリアのリアリーファノもペナルティゴールを決め返し、9-17の8点差でハーフタイムを迎えた。
猛追を予感させたが
1次リーグの試合では後半に得点を集中させ、スロースターターぶりを見せたオーストラリアは、この日も後半、猛追を予感させる見事な動きから再始動した。
後半2分、WTBマリカ・コロイベティが見事なスピードとステップでディフェンスをかわすと、一気にゴールエリアまで駆け込んだ。
コンバージョンキックも成功。1点差に詰め寄った。
しかし、イングランドは落ち着きを失わず、自分たちのペースを乱さなかった。

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後半5分、パスを受けたPRカイル・シンクラーが相手ディフェンスラインのすき間を突破し、ゴール中央部分にトライ。コンバージョンキックも決め、再び8点差に戻した。
後半10分にはファレルがゴールポスト正面からペナルティゴールに成功。リードを27-16に広げた。
勝負決めた攻防
一方、オーストラリアは後半18分、ゴール目前のマイボールのスクラムから波状攻撃を展開。フォワード陣の突進でゴール2メートルまで迫る場面もあったが、イングランドは体を張って押し戻し続け、ついにはボールを奪うことに成功した。
オーストラリアにとっては大きなチャンスを逃した場面だった。これで気落ちしたのか、オーストラリアは以降、見せ場をほとんど作れなかった。
反対にイングランドは、後半25分と33分に、ファレルがこの試合3つ目と4つ目のペナルティゴールをともに成功させ、オーストラリアを突き放した。
後半35分には、オーストラリアが左に放った長いパスをイングランドのWTBアントニー・ワトソンがインターセプトし、ゴールまで駆け上がってダメ押しのトライを決めた。
オーストラリアは後半37分、コロイベティが再び快足を飛ばし、ディフェンスを振り切ってゴールエリアまで駆け込んだ。しかし、その前のプレーでパスがスローフォワードの反則と判断され、トライは無効になった。
直後、試合終了の鐘が鳴った。
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イングランドのエディ・ジョウンズ監督は試合後、「最初の20分間は相手にボールを75%支配されていたが、選手たちは見事に粘った。うまく守り、流れを取り戻した」と選手たちを称えた。
さらに、「後半、相手が反撃してきて、『かかってこい』となったが、うまく対応できた」と振り返った。
「準決勝進出に、みんなすごく盛り上がっている。まだ最高潮になっていないので、その状態にどうやってたどりつくかが課題だ」

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この試合の最優秀選手:トム・カリー(イングランド)
この試合の最優秀選手には、16回のタックルをするなど、終始見事なプレーを見せたイングランドのFLトム・カリーが選ばれた。
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