トランプ氏 「オプラに勝つよ、オプラなら楽しいな」

米国の人気司会者、女優、実業家のオプラ・ウィンフリー氏について大統領選出馬の憶測が強まるなか、ドナルド・トランプ米大統領は9日 、ウィンフリー氏と大統領選を争うのは「楽しい」だろうと話した。
移民制度改革を上院議員と話し合う会合で、トランプ氏は記者に「オプラに勝てますか?」と聞かれ、「ああ、オプラに勝つよ」と答えた。
トランプ氏は、ウィンフリー氏と選挙戦を争うのは「すごく楽しいだろうな」と付けたし、さらに「彼女の番組が終わる時、最後の方に出たんだ。最後の週に。ドナルド・トランプとうちの家族のみんなで」と話した。
トランプ氏はさらに、「オプラは好きだけど、出馬するとは思わない。出馬しないと思うよ。彼女のことはよく知ってるから」と続けた。
ウィンフリー氏は1986年9月から2011年5月まで、昼間のトーク番組「オプラ」を司会し、自らプロデュースした。日中の情報番組として最高視聴率を獲得し、ウィンフリー氏は多数の著名人をインタビューしたほか、ウィンフリー氏が番組で勧める本は確実にベストセラーになるなどの影響力を発揮した。
トランプ氏は1999年、CNNのトーク番組で司会のラリー・キング氏に、もし自分が大統領選に出馬するなら、副大統領候補にはウィンフリー氏を選ぶと話していた。
「オプラ。オプラは大好きだ。何があっても一番に選ぶのはオプラだ」と、当時のトランプ氏は番組で述べ、「もしオプラがやってくれたら、最高だ。だって、人気者だし、立派だし、素晴らしい女性だから」と絶賛していた。
トランプ氏は2015年6月に出馬を表明した1週間後にも、ウィンフリー氏を副大統領候補にしたいと発言。「2人なら、実際、簡単に勝てると思う」と話していた。

画像提供, Reuters
ウィンフリー氏は7日のゴールデングローブ賞授賞式で、映画業界への貢献を称える功労賞を受賞。真実や平等のために闘うと呼びかけたそのスピーチは広く称賛され、まるで選挙演説のようだとも言われた。
ウィンフリー氏に親しいゲール・キング氏は、米CBSの情報番組でウィンフリー氏が出馬に「興味を持っている」と話した。
「私はオプラ・ウィンフリー・ショーを何年も観てきたから、人には意見を変える権利があることも知っている。でも今この時点でオプラは、実際には検討していないと思う」とキング氏は述べた。
ウィンフリー氏の受賞スピーチを称える大勢の中には、トランプ氏の娘イバンカ・トランプ氏も含まれた。
女性への性暴力に抗議する「タイムズ・アップ(もう時間切れ)」運動を支援するスピーチについて、イバンカさんは「オプラの感動的で元気づけてくれるスピーチを見た。男性も女性もひとつになって、『タイムズ・アップ』と言いましょう!」とツイートした。
しかし、父親のトランプ氏も複数の女性から性的暴行の被害を訴えられているだけに、その父親を支えるイバンカさんのこのツイートには、大勢が強く反発し、怒りの反論を書き込んでいた。
性的暴行の訴えを、トランプ氏はいずれも否定している。
イバンカ氏は自分を「雇用創出、経済強化、労働力開発、起業家支援」に関する大統領補佐官と位置付け、女性の抱える問題を自分の重点分野としている。
イバンカ氏は去年11月、東京で開催された国際シンポジウムで、女性へのセクハラは一切「許容されるべきではない」と講演した。
ウィンフリー氏と同様、イバンカ氏についても、大統領を目指しているのではないかと取り沙汰されている。
トランプ政権の内幕を本「炎と激怒――トランプ政権の内側」では、イバンカ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏は、将来イバンカ氏が大統領選に出馬するかもしれないと合意したと書かれている。









