【イタリア地震】 妹かばい死亡の少女に消防士が手紙 「許して」

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イタリア中部地震で甚大な被害の出たアルカータ村とペスカーラ・デル・トロント村の犠牲者35人の合同葬儀が27日、マルケ州アスコーリ・ピチェーノで行われた。幼い妹をかばい死亡した10歳少女の棺には、消防士が「着くのが遅すぎたなら許して」と思いをつづった手紙を添えていた。さらに同日、イタリア各地で犠牲者を弔う半旗が掲げられた。
地震による死者は290人に上り、少なくとも約390人が病院で手当てを受けた。2000人以上が住む場所を失った。
政府主催の合同葬儀には、レンツィ首相やマッタレッラ大統領も参列。司式したデルコーレ司教は、「私たちは共に地域社会の命を再生しましょう」と呼びかけた。
葬儀には、大人の棺と共に、子供の遺体を収めた白い棺が2つ並んだ。ひとつは、ペスカーラ・デル・トロント村で、ジュリア・リナルドさん(10)の棺で、「アンドレア」とだけ署名された消防士の手紙が添えられていた。
地震発生から16時間後に発見されたジュリアさんは、4歳の妹ジョルジアちゃんに覆いかぶさった姿でがれきの中から発見された。ジュリアさんはすでに息絶えていたが、ジョルジアちゃんは助かった。
ジュリアさんの棺の上の手紙には、「こんにちは、可愛い人。がれきに閉じ込められていたあなたを助けるのに、僕は手伝うしかできなかった。着くのが遅すぎたなら、許してください」と書かれていた。

「でもその頃には君はもう息をするのを止めてしまっていて。でも君を引っ張り出すためにできるだけのことはしたんです。それは知っておいてもらいたい」、「ラクイラの自宅に戻るときには、空から見守ってくれる天使がいるはず。君は夜空に光る星になるんですね。ジュリア、さようなら。知り合えなかったけど、愛してます」と「アンドレア」さんは書き、ハートマークを添えている。

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余震さらに
27日早朝にも余震が続いた。
大きな被害に遭ったアックモーリの地面が、地震によって20センチ地盤沈下していたことも明らかになった。日本の衛星データをもとにした分析結果を、イタリアの国立地球物理学・火山学研究所(INGV)が発表した。

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