【ロシア旅客機墜落】ロシア、エジプトから観光客1万1000人を帰国させ

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エジプト・シナイ半島でロシア旅客機が墜落したのを受け、ロシア政府は7日、エジプトにいるロシア人観光客1万1000人を帰国させたと明らかにした。今後も引き続き帰国手配を続けるという。墜落原因が機内の爆発物という米英の見解を当初は否定したロシア政府は、エジプトへの全便を停止すると6日に発表していた。また国際調査団の調査官は、フライトレコーダーに録音された最後の音は爆発物の爆発音だと「90%確信」していると話している。
コガリムアビア(メトロジェット)航空9268便の墜落で犠牲になった乗客・乗員224人のほとんどはロシア人。サンクトペテルスブルクで行われた8日の追悼式では、教会の鐘が224回鳴らされた。
ロシアへの遺体搬送も続いており、8日には10月31日の事故以来4回目となる遺体搬送便がサンクトペテルスブルクの空港に到着した。
4日に英―シャルムエルシェイク間のフライトを中止した英国政府は、これまでに観光客3500人を英国に帰国させている。
ロシア政府は当初、英国政府のこの決定を批判したが、6日にはロシア―エジプト間の全便中止を発表。8日にはプーチン大統領が新法に署名した。
ロシア政府がフライト中止を決定した時点で、エジプトには約8万人のロシア人がいたとみられている。
観光客は手荷物のみで帰国を余儀なくされた。これは英国政府による措置と同様。
エジプトを訪れる外国人観光客の3分の1近くはロシア人で、その大半はシャルムエルシェイクやフルガダなどのリゾート地を訪れる。
2014年には約300万人のロシア人がエジプトのリゾート地に滞在している。

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墜落原因を調査している国際チームのエジプト人調査官はロイター通信に対し、操縦室のフライトレコーダーで最後の方に録音されている音は、爆弾が爆発する音だと「90%確信」していると話した。
一方で調査団の責任者、アイマン・アル・ムカダム氏は、機体が空中分解した原因を特定するのは時期尚早だと慎重を促している。
過激派勢力「イスラム国」(IS)系列のシナイ半島の組織は、自分たちが墜落させたと犯行声明を繰り返しているが、具体的な手口については明らかにしていない。

Sinai Province militantsシナイ半島の過激派勢力
- エジプト国内では最も活発な反政府勢力。構成員は1000~1500人。
- 2011年以来、シナイ半島で活動。
- 2014年11月に「イスラム国」に忠誠を誓う。
- 自爆攻撃や銃撃、斬首などを繰り返す。エジプト兵数十人が犠牲になっている。

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