カナダ次期首相、ISとの戦いから戦闘機引き上げ方針

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カナダ総選挙で勝利したばかりのジャスティン・トルドー次期首相は20日、イラクとシリアで過激派勢力「イスラム国」(IS)に対して展開している空爆作戦からカナダの戦闘機を引き上げるとあらためて表明した。勝利確定から間もなくバラク・オバマ米大統領に連絡したと、オタワで報道陣に明らかにした。
トルドー氏は選挙戦の最中から、来年3月までイラクやシリアに配備していたCF-18戦闘機を帰国させると公約していた。実際にいつまでに帰国させるのかは明らかにしていない。
次期首相として初めてオバマ大統領に電話をしたトルドー氏は、選挙公約通りカナダの戦闘機を引き上げると告げたという。「ISとの戦いでカナダの役割がいかに重要かを踏まえた上で、責任ある形で今後もかかわっていくと約束した。(オバマ大統領は)戦闘任務終了について私が何を約束してきたか、理解している」と報道陣に説明した。
AFP通信によるとトルドー氏は、イラク北部に派遣しているカナダ軍事顧問は現地にとどめる方針という。
次期首相はさらに、年末までにシリア難民2万5000人をカナダで受け入れると表明。移民難民問題により厳しい態度を示していたハーパー首相はこれに反対していた。
トルドー氏は、「白髪がまだないが、すぐに白髪になるよ」とオバマ大統領にからかわれたとも話した。
トルドー氏は環境問題などでアメリカとの関係改善を図っていく方針。
トルドー氏率いる自由党は19日の総選挙で勝利し、2006年以来ハーパー首相下で続いた保守党政権に終止符を打った。
元高校教師のトルドー氏は、1960年代から80年代にかけて第20代と第22代のカナダ首相を務めたピエール・トルドー氏の長男。





