【解説】 犬の散歩、暑すぎるのはどんな時? ペットの熱中症対策

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ジェニファー・クラーク、BBCニュース
熱波による高温が続くイギリスなどの国々では、人間だけでなくペットも影響を受けている。
ペットを涼しく快適に保つためにはどうすればいいのか?
犬の熱中症は運動から
イギリスの動物愛護団体、動物虐待防止協会(RSPCA)は、犬にとって熱中症の主な原因は運動だと指摘し、暑い時期には散歩の時間帯や方法を見直すよう呼びかけている。
同団体によると、散歩に「安全な」気温は存在せず、犬の品種や年齢、健康状態、性格によって異なるという。
同団体はまた、歩道の温度を確認する「手のひらテスト」も推奨している。地面に手を5秒間当てて快適に感じられない場合は、犬の足には熱すぎるという。
散歩をする場合は、早朝や夕方の涼しい時間帯を選び、日陰を探して歩き、可能であれば芝生の上を歩くよう勧めている。
RSPCAは、以下のような症状が見られる場合、犬が暑さに苦しんでいる可能性があると警告している。
・足を引きずったり、歩くのを拒んだりする
・足をなめたり、しゃぶったりする
・足の裏の肉球が黒ずんだり、損傷したりしている
・水ぶくれや赤みが見られる
また、暑い時期には犬と一緒に走ったり、自転車で移動したりすることも避けるべきだとしている。
運動量が減っている場合は、パズル型のおもちゃや訓練ゲームなどを使い、室内で犬の興味を引き続けることが望ましいという。
犬の熱中症のサインは?
一部の犬は、他の犬よりも熱中症のリスクが高いことが明らかになっている。
基礎疾患を抱えている犬や、熱を閉じ込めやすい厚い被毛を持つ犬は特に注意が必要だ。また、子犬や高齢の犬は、体温調節が難しく、暑さに弱い傾向がある。
犬はパンティング(浅く速い呼吸)によって体を冷やすが、ブルドッグやパグなど鼻が短い犬種ではこの機能が制限されるため、特に熱中症の危険性が高いとされている。
動物愛護団体「病める動物のための民間診療所(PDSA)」によると、熱中症の症状には以下のようなものがある。
・激しいパンティング
・よだれや泡を吹く
・混乱した様子
・震え
・虚弱になり、倒れる
・嘔吐(おうと)や下痢
・けいれん
こうした兆候が見られた場合は、まず犬の体をできるだけ早く冷やすことが重要だ。
犬を日陰に移動させ、冷水をゆっくりと体にかける。ただし、濡れたタオルで覆うと、熱を閉じ込めてしまう可能性があるため、避けるべきだという。
体温を素早く下げることで、重篤な障害リスクを低減できる。
犬の体が冷え始めたら、かかりつけの獣医師に連絡して指示を仰ぐとともに、治療を受けることが望ましい。
犬や他の動物を涼しくしておく方法

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RSPCAは、屋内外を問わず、動物が日陰に避難できる場所を確保することが不可欠だと強調している。
清潔な水を十分に用意し、氷を水皿に入れることも有効だという。ペットによっては、凍らせた食べ物を好む場合もある。
体の下に濡れたタオルや湿ったタオルを敷くことは効果的だが、直接体の上にかけることは避けるべきだという。
ペット用の冷却マットやジャケットも市販されているが、使用時には必ず説明書に従う必要がある。常に濡れた状態を保つ必要がある製品は、乾いてしまうと逆に体温を上昇させる恐れがある。
一部の動物は、凍らせたおもちゃで遊んだり、簡易プールで水浴びを楽しんだりすることもあるが、水辺では常に監視が必要だ。
犬や猫など毛の多い動物は、こまめなグルーミングで毛玉の蓄積を防ぐことで、体温調節がしやすくなる。
屋内で飼育している動物のケージや水槽は、直射日光の当たらない場所に置くことが望ましい。
また、ペットをロックされた車やキャンピングカーなどの車両内に放置することは絶対に避けるべきだ。車内の温度は短時間で危険なレベルまで上昇し、命に関わる可能性がある。
同様に、温室や物置、サンルームなどに動物を閉じ込めることも避ける必要がある。
さらに、庭に水を追加で置いておくことで、鳥やキツネなどの野生動物の暑さ対策にもつながるという。
ペットに日焼け止めは必要?
犬や猫は日焼けすることがある。特に、毛色が薄い個体や被毛がまばらな部分がある場合は注意が必要だ。耳、鼻、まぶた、腹部なども日焼けしやすい部位とされている。
日焼けはペットにとって痛みを伴うもので、重度の場合には皮膚がんにつながる可能性もある。
人間用の日焼け止めに含まれる一部の成分はペットにとって有害だ。そのため獣医師は、ペット用の防水性日焼け止めを使用するよう推奨している。SPF30以上の製品が望ましいとされている。動物がなめないよう、苦味成分を加えた商品も販売されている。
PDSAは、まず少量の日焼け止めを皮膚の一部に塗り、24時間様子を見ることで、アレルギー反応がないか確認するよう呼びかけている。
安全性が確認できた後は、露出している白色や淡い色の皮膚、鼻や耳に薄く優しく塗布する。
PDSAは、ペットの飼い主に対し、以下のような日焼けの症状に注意するよう警告している。
・水ぶくれ
・かさぶた
・かゆみ
・赤み
犬を海辺に連れていく際の注意点

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動物愛護団体「ドッグズ・トラスト」は、海岸を訪れる前に、その場所が犬の立ち入りを許可しているかどうかを確認するよう飼い主に呼びかけている。
犬の同伴が可能な場合は、十分な量の飲料水を持参し、犬が海水を飲まないよう注意することが必要だ。
砂の温度を確認し、自然の日陰がない場合は、ビーチパラソルやテント、風よけなどを使って日陰を作る。
犬が海に入ることを好む場合は、潮の満ち引きの時間を確認するとともに、泳ぐ際の危険について理解しておく必要がある。
流れの速い水辺や崖の近くでは、犬をリードにつないでおくことが望ましい。
帰宅時には、水道水で犬の被毛や肉球に付着した砂や海水を洗い流し、肌への刺激を防ぐ。








