ジゼル・ペリコさんにフランス最高位の勲章 夫など数十人からのレイプ裁判で公に証言した女性

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昨年、自身が被害を受けた多数のレイプ事件の裁判で公に証言し、国際的な注目を集めたジゼル・ペリコさん(72)が、フランス最高位の勲章を授与されることになった。
ジゼルさんは、フランス革命記念日(7月14日)を前に発表された叙勲者リストの中で、「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ(騎士、5等)」に名前が挙がった。
ジゼルさんは、夫(現在は離婚)に薬物を盛られた上でレイプされ、さらに約10年にわたり、夫がインターネットで募った人々から性的暴行を受けていた。注目を集めた裁判では、ペリコさんは匿名での証言権を放棄し、本名で公に証言した。
ドミニク・ペリコ受刑者(72)は、薬物を使用してジゼルさんの意識を失わせ、約50人の男性を招いて性的暴行を加えたことを認め、昨年12月、加重レイプの罪で最大刑となる禁錮20年の判決を受けた。ジゼルさんへの性的暴行などの罪に問われた他の被告50人も全員、レイプなどの罪状で有罪となり、禁錮3~15年の刑を宣告された。
ジゼルさんは、裁判のほぼすべての日程に出廷していた。
ジゼルさんは以前、報道陣に対し「レイプされたすべての女性にこう言ってほしい。『マダム・ペリコがやった。私にもできる』と」と語っていた。また、「恥ずかしいと思うべき人を、被害者から加害者に入れ替えたい」との思いを明かしていた。
エマニュエル・マクロン大統領は、ジゼルさんを先駆者として公に称賛し、「その尊厳と勇気はフランスと世界を感動させ、鼓舞した」と述べた。
ジゼルさんの弁護士によると、ジゼルさん自身がつづった回顧録が、来年初めに出版される予定だ。
(この記事の内容に影響を受けた方には、BBCが英語で支援を受けられる場所をこちらで紹介しているほか、日本政府の内閣府が「薬物やアルコールなどを使用した性犯罪・性暴力に関して」説明し相談窓口などを紹介するページを設けています)












