宇宙から見るハリケーン「ミルトン」

動画説明, NASAの科学者らが撮影した大型ハリケーン「ミルトン」

大型ハリケーン「ミルトン」が米フロリダ州に接近する様子を、科学者が撮影した。

米航空宇宙局(NASA)のマシュー・ドミニック宇宙飛行士は、有人宇宙船クルードラゴン「エンデヴァー」機内から、ハリケーンがいかに巨大かを表すタイムラプス映像を撮影した。

一方、アメリカ国立ハリケーンセンターのためデータを集めるハリケーン・ハンターたちは、時速270キロの強烈な風と闘いながら、「ハリケーンの目」に飛び込んだ。

「ミス・ピギー」と呼ばれる観測機には、フロリダ州中部選出のマックスウェル・アレハンドロ・フロスト連邦下院議員も同乗。激しく揺れる8時間のフライトは「とても厳しかった」と話した。

動画説明, ハリケーン・ハンターたちが乗った観測機が激しく揺れた

ロンドン拠点のメディア企業「SENメディア」は、メキシコ湾上を横切る「ミルトン」を撮影した映像を公表した。同社が国際宇宙ステーション(ISS)に設置している4Kカメラが、ハリケーンの様子を捉えた。

動画説明, 国際宇宙ステーションのカメラが捉えたハリケーン「ミルトン」の目

ミルトンは9日にフロリダ州の南西岸に上陸。東へと州を横断し、10日早朝までに大西洋へと向かった。同州中部では300万世帯以上が停電した。

BBCウェザーのヘレン・ウィレッツ気象予報士によると、ミルトンが上陸した南西岸サラソタでは、高さ2.4メートルを超える高波が観測された。州南部のセントピータースバーグや西岸のタンパでは、400ミリ以上の雨量が観測されたという。

ウィレッツ気象予報士は、「1000年に1度」の降雨事象だとしている。

フロリダ州に接近する「ミルトン」(提供:アメリカ海洋大気庁)

画像提供, Reuters

画像説明, フロリダ州に接近する「ミルトン」(提供:アメリカ海洋大気庁)