スーダン・ダルフールで地滑り、少なくとも1000人死亡と反政府勢力

民族衣装を着た人たちが茶色い土の上を列をなして歩いている。馬が引く荷台に大量の荷物を載せて進む人たちもいる

画像提供, Reuters

画像説明, スーダンとチャドの国境を越える人たち。2023年にスーダン西部ダルフールで紛争が始まって以来、80万人以上の住民がダルフールから逃れている

アフリカ・スーダン西部のダルフール地域で8月31日、大規模な地滑りが発生し、1000人以上が死亡した。地域を支配する反政府勢力「スーダン解放運動/軍」が9月1日、発表した。

スーダン解放運動/軍の声明によると、数日続いた大雨のため31日に西部マラ山地で地滑りが発生し、少なくとも1000人が死亡した。タラシン村の大部分が「平地になり」、生存者は1人だけだったという。

同勢力は、国連およびその他の地域・国際機関に対し、人道支援を要請している。

北ダルフール州では多くの住民が、スーダン軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘を逃れ、マラ山地に避難していた。

2023年4月にスーダン軍とRSFの間で始まった内戦のため、スーダンでは飢饉(ききん)が発生。ダルフール地域でジェノサイドが起きた疑いもある。

内戦による死者数の推計には大きな幅があるが、アメリカ政府関係者は昨年、2023年の戦闘開始以降、最大15万人が死亡したとの推計を示した。約1200万人が自宅を離れて避難している。

スーダン解放運動/軍の一部派閥は、RSFに対抗するためスーダン軍との共闘を誓っている。

多くのダルフール住民は、RSFおよびその同盟民兵組織が戦争を続けるのは、民族混在地域のダルフールをアラブ系が支配する地域にするためだと考えている。