ハリー英王子、チャールズ国王と1年超ぶりに面会 家族和解の一歩か

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ショーン・コフラン王室担当編集委員
イギリス国王チャールズ3世は10日、ロンドンのクラレンス・ハウスで次男のサセックス公爵ハリー王子と面会した。2人が対面するのは、2024年2月以来となる。
チャールズ国王の公務を管理するバッキンガム宮殿は、国王が同邸を訪れたハリー王子と約50分間にわたり、非公式のティータイムを過ごしたことを認めた。
面会後、ハリー王子は記者団の質問に対し、「そうだ、元気だ」と国王について語った。
英王室では、ハリー王子と家族との間に深刻な亀裂が存在していたとみられている。この面会は、父子間の関係改善と信頼構築に向けた第一歩と受け止められている。

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チャールズ国王が、スコットランドからロンドンへ移動したのは10日午後だった。一方、ハリー王子は、2020年以降アメリカに拠点を置いているが、今週は慈善活動のためにイギリスを訪れている。
ハリー王子は、今年5月にBBCのインタビューで家族との関係修復への思いを語っており、「家族との和解を望んでいる」と述べていた。
父子が最後に顔を合わせたのは、昨年チャールズ国王のがん診断が明らかになった直後で、ハリー王子は短時間の面会のためにイギリスへ渡航していた。
その後もハリー王子は裁判などのためにイギリスを訪れていたが、父チャールズ国王との面会は実現しておらず、両者の関係は時に困難なものと見られていた。
ハリー王子が次の予定地へ車で移動した後、バッキンガム宮殿は、今回の非公式な面会について、これ以上のコメントは行わないと発表した。
ハリー王子は8日にイギリスへ到着し、ロンドンとノッティンガムで複数の慈善イベントを行っている。今回の訪英に際しては、父チャールズ国王との面会があるかどうかに注目が集まっていた。
現在、ハリー王子は妻のメガン妃と子どもたちと共に米カリフォルニア州で生活している。今回の訪英に、家族は同行していない。

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ハリー王子はこれまで、チャールズ国王の健康状態に懸念が生じた際に、父と話すことができなかったことへの不満を表明していた。
BBCのインタビューでハリー王子は、「これ以上争い続ける意味はない、人生は貴重だ」と語っている。
チャールズ国王とハリー王子の面会は、家族間の亀裂を解消しようとする動きがうわさされる中で行われた。
今年7月には、ハリー王子の代理人とバッキンガム宮殿の関係者がロンドンで会談する様子が撮影され、「和平サミット」と報じられた。
一方、今回の訪英期間中にハリー王子が兄のウェールズ公ウィリアム皇太子と面会した様子はなく、両者はそれぞれ別の予定をこなしている。
ハリー王子は8日、祖母の故エリザベス女王の死去から3年となる日に、女王の墓前に献花を行った。
その約16キロ離れた場所では、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が英女性協会の集会に出席し、故女王をしのんだ。











