キーウ上空で白い光……NASAは自分たちの人工衛星ではないと

ジョージ・ライト、BBCニュース

動画説明, 19日夜にキーウ上空で白い光が見られた

ウクライナの首都キーウ上空で19日夜、一瞬パッと輝く白い光が目撃され、その原因について憶測が飛んでいる。ウクライナ当局はおそらく隕石(いんせき)の落下が原因だろうとしている。

閃光(せんこう)の原因について、ウクライナ政府当局は当初、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星が地上に落下した可能性があると話していた。しかし、NASAはBBCに対して、自分たちの衛星はまだ地球軌道上にあると話した。

ウクライナの宇宙当局は、おそらく隕石の大気圏突入が原因だっただろうとしている。他方、ロシアによる空爆ではないことは確かだと、空軍は確信している様子。

明るい光は午後10時ごろに観測された。キーウのセルヒイ・ポプコ軍事行政長官は、空襲警報が作動したものの、「防空態勢は作動していない」と、通信アプリ「テレグラム」で書いた。

「初期段階の情報によると、この現象はNASAの人工衛星の地上落下によるものだ」と、ポプコ氏は書いた。

NASAは今週、運用を停止した重さ300キロの太陽観測衛星RHESSIが20日に、大気圏に突入すると発表していた。RHESSIは太陽フレアの観測のため2002年に低軌道へ打ち上げられ、2018年に運用が終わっていた。

しかし、NASAの広報担当ロブ・マーゲッタ氏はBBCに対して、キーウで閃光が観測された時点でRHESSIはまだ軌道上にあったと説明。その後、地球の大気圏に戻る予定だと話した。

NASAと米国防総省は引き続き、RHESSIの移動を追跡するとも、マーゲッタ氏は述べた。

ウクライナのソーシャルメディアは、閃光の正体をめぐり推測やミーム(オンラインで拡散する画像など)であふれている。「異星人によるもの」という説が、人気を集めている。