フィンランドのNATO加盟が決定、トルコ議会が承認

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トルコの議会は30日、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)を承認する法案を可決した。これにより、フィンランドはNATOの31カ国目の加盟国となることが決まった。
フィンランドは昨年5月、スウェーデンとともにNATO加盟申請を行った。加盟には全加盟国の承認が必要だが、トルコはフィンランドが「テロリスト」を支援しているとして、数カ月にわたって加盟を遅らせてきた。
スウェーデンについても、同様の理由で承認を拒んでいる。
フィンランドは今後、7月にリトアニアで開催予定のNATO首脳会談(サミット)で正式に加盟が決まる。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は今月初め、フィンランドがトルコの安全保障について「信頼できる確固とした段階」を踏んだと評価し、NATO加盟を認める方針を示唆していた。
一方、エルドアン大統領のスウェーデンに対する拒絶の姿勢は明らかだった。
エルドアン氏は、トルコ政府がテロ組織とみなすクルド人武装グループを、スウェーデンが擁護していると非難。また、トルコの承認拒否に抗議し、スウェーデンの首都ストックホルムで行われたデモにも強く反発した。一連の抗議では、イスラム教の聖典コーランが燃やされたほか、クルド人支援団体がエルドアン氏の人形を街灯につるした事例もあった。
フィンランドとスウェーデンはこれまで、数十年にわたって軍事的非同盟の立場を取ってきた。しかし昨年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻を受け、この伝統を手放した。
フィンランドではウクライナ侵攻の直後、NATO加盟を支持する国民が全体の約3割から8割近くまで増えた。









