「ロシアはナチスの残虐行為を再現」とゼレンスキー大統領 第2次大戦終戦記念の演説

画像提供, Reuters
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、8日に公表したビデオ演説で、ロシアが「ナチズムの血塗られた再現」を実行していると非難した。
「私はウクライナ人」と書かれたTシャツを着たゼレンスキー氏は、破壊された住宅を背景に、第2次世界大戦のヨーロッパでの終戦を記念する演説をした。その中で、ロシア軍がウクライナ侵攻によって、ナチスの「残虐行為」を再現していると述べた。
「ウクライナに闇が戻り、再び白黒になった」
「悪が戻ってきた。別の軍服を着て、別のスローガンのもとに。だが目的は同じだ」
今回のビデオでは、第2次世界大戦のアーカイブ映像や、ロシアによる侵攻のモノクロ映像も流された。
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繰り返されるロシア側の主張
ロシアは2月下旬にウクライナを侵攻した際、同国の「脱ナチス化」も目的の一部だと主張した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はさらに8日、ナチスドイツ敗北77周年を記念した旧ソヴィエト連邦諸国に向けた演説で、「1945年と同様、勝利は私たちのものとなる」として、この主張を繰り返した。
ウクライナ当局は、ロシアが9日の戦勝記念日を前に攻撃を強めるのではないかと懸念している。
ゼレンスキー氏は、イギリス、フランス、オランダなどの欧州諸国に対し、ナチスによる都市爆撃とロシアによるウクライナ都市部への攻撃を重ね合わせて訴えかけた。
こうした中、ウクライナ東部ルハンスク州の当局は、州内の学校にロシア軍の爆弾が直撃し、60人以上が死亡したとみられると明らかにした。
同州のセルヒイ・ハイダイ知事によると、ドンバス地方の最前線に近いビロホリフカ村にあるこの学校には、地元住民約90人が避難していたという。








