自動運転中のテレビ視聴はOK イギリスが交通規則を変更へ

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自動運転車の運転者は走行中、車内に備え付けられたモニターでテレビ番組を見てもいい――。イギリスで、そんな内容の道路交通規則の変更が予定されている。
政府によると、変更案は自動運転車の運転席に座る人について、指示があった場合に車をコントロールできる状態であることを求めている。
運転中の携帯電話の使用は、引き続き禁止するという。
規則の変更は今夏にかけて行われる見込み。自動運転技術の早期導入を促進するための、暫定的な措置と位置付けられている。完全な規制の枠組みは、2025年までに作られる予定。
自動運転をめぐる状況
自動運転技術はまず、高速道路で混雑などによって低速走行する時のために実用化される可能性が高い。
イギリスでは現在、自動運転車の公道での走行は認められていない。ただ運輸省は、年内にも最初の自動運転車が利用可能になるかもしれないとしている。
同省によると、今回の変更によって、自動運転車の衝突事故の責任は運転者ではなく、保険会社が負うことになる。
英政府は昨年4月、車線維持システムを搭載した車両について、運転者がハンドルから手を離して走行させることを、混雑した高速道路で認めると発表した。
車線維持システムは、車が自動で特定の車線内を最高時速60キロで走行できるようにするもの。運転者は必要に応じ、車を自分でコントロールできる。
今回の変更では、高速道路の出口に近づいて手動運転に替えるよう指示が出た際に、運転者はそれに応じられるよう準備しておくことを求める。
トルーディー・ハリソン運輸次官は、今回の変更が「自動運転車の安全な導入における大きな節目」になると述べた。
自動運転車の開発は、多くの雇用を生み出し、大きな経済効果をもたらすと期待されている。一方で、事故の際の責任の所在や、安全性の確保などが議論の的となっている。









