米連邦地裁、トランプ氏を支持した弁護士らが「司法手続きを乱用」

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米ミシガン州の連邦地裁判事は25日、2020年11月の大統領選で敗北したドナルド・トランプ氏を支持した著名弁護士らが、同州で不正選挙があったと主張して提訴したことは「司法手続きをひどく乱用」した行為だったとの判断を下した。
リンダ・パーカー連邦判事は、2020年大統領選で不正があったと根拠なく主張したシドニー・パウエル氏、リン・ウッド氏ら弁護士7人が、選挙制度を弱体化させようとしていたと述べた。
「この訴訟は(選挙での)不正行為を訴えることが目的ではなく、この国の民主主義に対する信頼を損なうことが目的だった。そのために司法手続きを毀損(きそん)しようとした」
パーカー氏は弁護士7人に対し、デトロイト市とミシガン州への裁判費用の支払いと、12時間の司法教育を受けるよう命じた。
また、7人について、ミシガン州の弁護士苦情処理委員会と、7人が弁護士免許を登録している地域の懲戒委員会に照会した。
トランプ氏は昨年11月の大統領選から数カ月もの間、後任のジョー・バイデン大統領に敗北したと公に認めようとせず、今も不正があったと主張し続けている。
2021年1月に自分の支持者らが連邦議会議事堂に乱入し、大統領選の投票結果の認定を阻止しようとした後、ようやく政権交代を認めた。
弁護士資格停止も
2020年11月の大統領選挙後、複数の共和党系弁護士らは、大がかりな不正行為があったとして全米各地で次々と訴訟を起こした。
パウエル弁護士らは、電子投票システムによって数百万票の結果が入れ替わったと、根拠なく主張していた。トランプ陣営は後に、パウエル氏と距離を置くようになった。
その後、パウエル氏はトランプ氏個人の顧問弁護士だったルディ・ジュリアーニ氏と共に、投票機メーカー、ドミニオンから名誉毀損で提訴された。
ニューヨーク州控訴裁判所は6月、ジュリアーニ氏の弁護士免許を停止。2020年大統領選で「明確に虚偽で誤解を招く」主張を繰り返したためとした。









