「ミセス・スリランカ」の冠を奪った前年優勝者を逮捕 傷害容疑

winner of Mrs. Sri Lanka 2020 Caroline Jurie removes the crown of 2021 winner Pushpika de Silva

画像提供, AFP

画像説明, 4日に行われた「ミセス・スリランカ」コンテストで優勝したプシュピカ・デ・シルヴァ氏(中央)から冠を奪う前年の優勝者キャロライン・ジュリー容疑者

スリランカの警察は8日、「ミセス・スリランカ」コンテストのステージ上で優勝者から冠を奪い、頭にけがを負わせたとして、前年の優勝者キャロライン・ジュリー容疑者を逮捕した。

この騒動では、スリランカ人モデルも逮捕された。

スリランカ警察の報道官アジス・ロハナ氏は、「日曜日(4日)の出来事について、単純傷害と犯罪行為の容疑でキャロライン・ジュリーとチュラ・パドメンドラを逮捕した」とBBCに明かした。

ジュリー容疑者と、ミセス・スリランカ・ページェントのチャンディアル・ジャヤシンゲ会長は8日に警察の取り調べを受けた。ジュリー容疑者とパドメンドラ容疑者は保釈され、19日にもコロンボ治安裁判所に出廷する。

冠を奪い取る

4日にテレビで放映されたミセス・スリランカのセレモニーでは、優勝者のプシュピカ・デ・シルヴァ氏の頭に、前年の優勝者のジュリー容疑者が冠をつけるはずだった。

ところがジュリー容疑者はデ・シルヴァ氏の頭から冠を引きはがした。

ジュリー容疑者は、デ・シルヴァ氏が離婚しており、大会の条件に見合っていなかったため冠を取ったのだと主張。

「すでに結婚・離婚した女性は出場できないというルールがあるので、2位の女性にこの冠が渡るようにした」と観客に説明した。

動画には、奪い取った冠を別の参加者にかぶせる様子が映っている。その後、デ・シルヴァ氏は泣きながらステージを去っている。

動画説明, 「ミセス・スリランカ」優勝者の冠が奪われる瞬間 前年優勝者が無理やり

デ・シルヴァ氏は後に、夫と別居しているものの離婚はしていないと説明。主催者は謝罪し、6日に冠を返還した。

ミセス・スリランカは既婚女性を対象としたミセス・ワールド・ビューティー・ページェント・シリーズの大会の1つ。各国の優勝者はミセス・ワールドの世界大会に出場することとなる。

Celebrations on stage at the Mrs Sri Lanka beauty pageant
画像説明, 動画にはジュリー容疑者が準優勝の女性に冠を渡す様子が映っている

頭を負傷

デ・シルヴァ氏はフェイスブックの投稿で、この一件で頭にけがをし、病院で治療を受けたと報告。「理不尽で侮辱的な」扱いを受けたことについて法的措置を取ると発表した。

また記者会見では、「スリランカではきょうも、私のようなシングルマザーが大勢苦しんでいます」と話した。

「この冠はそういう女性たち、一人で子どもたちを育てて苦しんでいるシングルマザーたちにささげます」

主催者側は、ジュリー容疑者がデ・シルヴァ氏に正式に謝罪するのを望んでいるとしている。

ジャヤシンゲ会長は先に、BBCの取材で「我々は失望している。キャロライン・ジュリーのステージ上での振る舞いは不名誉なもので、すでにミセス・ワールドが調査に乗り出している」と話していた。

ミセス・スリランカは同国の主要コンテストで、マヒンダ・ラージャパクサ首相の妻も今回のセレモニーに出席していた。