イラン、デモ参加者3人の死刑執行を停止 SNSで抗議殺到で

イラン政府は、反政府の抗議運動を行ったとして死刑を宣告されていた3人の男性の刑執行を停止した。3人の弁護人が発表した。
ババク・パクニア弁護士は記者団に対し、最高裁判所が再審請求を受理したと説明した。
この3人の処刑をめぐっては、反対を表明するハッシュタグがソーシャルメディアで広がり、数百万回シェアされている。
国連の人権専門家は、3人は拷問で自白させられ、「不公平な裁判」にかけられたとしている。
ガソリン値上げに抗議して
イランでは昨年11月、ガソリン価格の引き上げに反対するために数千人の市民が抗議デモを行った。アミルホセイン・モラディ氏、モハンマド・ラジャビ氏、サイード・タムジディ氏の3人もそれに参加した。いずれも20代と報じられている。
3人は今年初めに死刑判決が言い渡された。しかし先週初めに最高裁がこの判決を認めると、市民の怒りが膨れ上がり、ペルシャ語で「処刑するな」というタグが数百万回も使用された。
人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによると、11月の混乱では300人以上の抗議参加者が殺害されたほか、何千人もが不当に拘束されたという。
イランは中国の次に死刑の執行数が多い。現在も、中東地域では最も新型コロナウイルスの流行が拡大している国であるにもかかわらず、執行を続けている。
BBCペルシャ語のジヤル・ゴル記者は、死刑を執行したり抗議参加者に死刑判決を言い渡したりすることで政府が抗議活動を抑制していると、イランの人権活動家の多くがみていると報じた。








