ワインスティーン被告、「女性の推進役」を米紙で自負 反発招く

画像提供, AFP
米ハリウッドの映画プロデューサーで、性的暴行などの罪に問われているハーヴィー・ワインスティーン被告(67)が、自らについて「忘れ去られた男」などと述べ、女性たちが強く反発している。
ワインスティーン被告は先週末、米紙ニューヨーク・ポストのインタビューに応じた。
その中で同被告は、映画界における女性の活躍を「開拓してきた」と自負。しかし、いくつかの性的不正行為の訴えによって、誰もそのことを思い出さないだろうと述べた。
同被告は、性的不正行為について否認している。
「略奪者として記憶される」
このインタビューを受け、23人の女性たちが声明を発表。「ハーヴィー・ワインスティーンは再び、彼がおかしいことを社会に示そうとしている」とした。
さらに、「彼は忘れ去られたくないと述べた。ええ、忘れ去られはしない」として、こう続けた。
「彼はすべてを奪い、何にも値しない性的略奪者、後悔知らずの虐待者として記憶されるだろう」
「立ち上がってもう十分だと言った何人もの女性たちの、集団の意思によって記憶されるだろう。この略奪者が虐待の過去を書き換えるのを、私たちは許さない」

画像提供, Getty Images
「沈黙を破った人たち」(silence breakers)として知られる23人の女性には、女優のローズ・マッゴーワン氏、アシュリー・ジャッド氏、ロザンナ・アークエット氏、ジェシカ・バース氏と、ワインスティーン被告の元アシスタントのロウェナ・チウ氏が含まれている。
「私は開拓者だ!」
ワインスティーン被告は、ニューヨーク・ポストのインタビューで、自分がいかに女性の味方だったかを強調した。
「私は女性監督の映画や、女性に関する映画をどの映画製作者よりも多く製作した。しかも30年前にだ」
「(女性の活躍が)流行になっている、現在の話をしているわけではない。私が最初にやったんだ! 私が開拓者だ!」
「あのことが起きて、すべて台無しにされてしまった」、「私の作品は忘れ去られた」
年明けに刑事裁判開始
ワインスティーン被告の弁護士によると、同被告は先週、性的被害を受けたとして集団民事訴訟を起こした女性たちとの間で、総額2500万ドル(約27億4000万円)の和解金を支払うとする和解案に暫定合意した。
強姦と性的暴行の罪に問われている同被告の刑事裁判は、来月始まる。
BBCはワインスティーン氏側にコメントを求めた。









