元グーグルエンジニア、自動運転技術を盗用か 米で訴追

画像提供, AFP
アメリカ司法省は27日、グーグルの親会社アルファベットから自動運転技術を盗んだとして、同社の元シニアエンジニアを刑事訴追した。
アンソニー・レヴァンドウスキー被告(39)には、アルファベットの自動運転技術の窃盗にからみ33件の容疑がかけられている。
レヴァンドウスキー被告は2016年にアルファベット傘下のウェイモ(Waymo)を退社し、配車サービスのウーバーで自動運転車プロジェクトに関わったものの、その後解雇された。
現在は自らの会社を経営するレヴァンドウスキー被告は、容疑を否認している。
「外部流出はない」
被告の弁護を務めるマイルズ・アーリッチ氏は、「この秘密ファイルと言われるものは何一つ、ウーバーや第三企業、第三者の手に渡っていない」と説明している。
ウェイモはウーバーに自動運転技術を盗用されたと主張し、ウーバーを提訴していたが、2018年に和解した。この時はレヴァンドウスキー被告は訴えられておらず、公の場では疑惑について話さなかった。
ウェイモによると、レヴァンドウスキー被告は2015年にアルファベットの自動運転技術に関する何千件ものファイルをダウンロードしていた。これには、自動運転技術の要とされるリモートセンシング技術「LiDAR(ライダー)」の詳細も含まれていたという。
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2018年の和解では、ウーバーはアルファベットの技術を使わないことを約束するとともに、株式の0.34%をウェイモに譲渡した。
レヴァンドウスキー被告は有罪となれば最大10年の禁錮刑となるほか、容疑1件につき25万ドル、全体で825万ドル(約8億7300万円)の罰金を科せられる可能性もある。
レヴァンドウスキー被告はグーグルの自動運転車プロジェクトの創設メンバーだった。2016年初頭にグーグルを退社した後、自動運転ソフトウエアのスタートアップ「オットー」を起業。その後、オットーはウーバーに買収された。
ウーバーは、「これまで政府と司法省の捜査に協力してきており、これからも継続する」としている。









