「手違い」で中米へ強制送還の男性、米移民当局が再拘束 今度はウガンダに移送の可能性
「手違い」で中米へ強制送還の男性、米移民当局が再拘束 今度はウガンダに移送の可能性
今年3月にアメリカ政府の「手違い」で出身国の中米エルサルバドルに強制送還され、その後、アメリカで刑事訴追されたために同国に帰還していたキルマー・アブレゴ=ガルシア氏が25日、メリーランド州ボルチモアの米移民局(ICE)事務所に出頭後、身柄を拘束された。
米国土安全保障省は、アブレゴ=ガルシア氏を東アフリカのウガンダへの強制移送する手続きを進めていると発表した。同氏による異議申し立てを受け、メリーランド州の連邦地裁は同日、審理が終わるまで同氏の国外移送を禁じる命令を出した。
アブレゴ=ガルシア氏はICE事務所の前で支援者やメディアに対して、「拘束されていた間には、家族との美しい記憶をいつも思い出していた」、「そうした思い出が闘い続けるための力と希望を与えてくれる」と語った。
アブレゴ=ガルシア氏の強制移送は、トランプ政権による移民取り締まり強化を象徴する事例となっている。
同氏は3月に母国エルサルバドルへ送還され、現地の悪名高い巨大刑務所「テロ監禁センター(CECOT)」に収容された。しかし、米政府当局が「行政上の手違い」による送還だったと認めた後、裁判官が同氏の帰国を「容易にする」よう命じた。
その結果、同氏は6月初旬にアメリカへ戻され、テネシー州に送致され、密入国あっせん計画に関する罪で起訴された。同氏は罪状を否認している。
その後、今月22日に釈放されたが、連邦当局は21日の時点でアブレゴ=ガルシア氏に司法取引を提案。
しかし、同氏がこの司法取引を拒否したため、同氏の釈放後に政府当局は弁護団に、ウガンダへの移送予定を通知してきたという。エルサルバドル出身の同氏は、ウガンダとの縁はないとされている。









