「Switch」の累計販売台数が1億5500万台を突破 任天堂で最も売れたゲーム機に

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ローラ・クレス・テクノロジー記者
任天堂のゲーム専用機「Nintendo Switch」の累計販売台数が1億5500万台を超え、同社史上最も売れたゲーム機となった。3日に発表された2026年第3四半期の決算資料で明らかになった。
これまで、同社の最も成功したゲーム用ハードは「Nintendo DS」だったが、新型コロナウイルスのパンデミックの時期に大きく売り上げを伸ばしたがこれを上回った。
「Switch」はこれで、業界全体の販売ランキング首位のSony「PlayStation 2」の後に着けた。「PlayStation 2」は、2000年の発売後の数年間で1億6000万台超を販売した。
一方、最新の決算報告を受けたソフトウェア販売と半導体メモリー価格をめぐる投資家の懸念から、任天堂の株価はこの日、11%下落した。
それでも同社は、2025年6月に発売された後継機の「Switch 2」について、年末時点で1700万台を販売し、「好調な滑り出し」だと述べた。
業界に詳しいクリストファー・ドリング氏は、初代「Switch」について、発売当時は「期待値は非常に低かった」と指摘。その成功は、任天堂の有力フランチャイズによる強力なゲーム群で説明できると語った。
「マリオ、ゼルダ、ポケモン、そしてマリオカートはどれも、初代Switchの時代に発表した作品が一番成功した」
「『ルイージマンション』や『マリオパーティ』のような作品でさえ、数千万本規模で売れている」
ドリング氏はパンデミックの影響にも触れ、外出制限の中で自宅で過ごす時間が増え、やることを求めた人々によって販売が伸びたと説明した。
これには、フリーランスのビデオゲーム記者レイチェル・ワッツ氏も同意し、「知り合いの誰もがNintendo Switchを持っていた」と語った。
「任天堂のゲーム群には、若年層向けの作品が含まれている。それが、携帯型ゲーム機としてのSwitchを非常に人気のあるものにした」
半導体メモリー価格の高騰
初代「Switch」の成功の一方で、一部では、その後継機「Switch 2」が、この魔法を再現できるのか疑問視する声も出ている。
任天堂の古川俊太郎社長は3日、決算報告のオンライン記者会見で、半導体メモリーの価格高騰が「収益性を圧迫する可能性がある」と述べた。
かつては最も安価なコンピューター部品の一つだったRAMの価格が大幅に上昇していることから、2026年には多くの電子機器のコストが上がる可能性がある。
英「ビデオ・ゲームズ・クロニクル」のクリス・スカリオン副編集長は、アメリカの関税や「任天堂が主要市場とする多くの場所の経済状況」といった要因により、「Switch2」が初代Switchの到達点には及ばない可能性があると指摘した。
「Switch 2の成功はほぼ確実だが、任天堂としては、歴代のゲーム機で最も売れた機種を上回ることではなく、『ただ』大量に売れるという程度で満足しなければならないかもしれない」









