韓国「ブラックピンク」、ツアーサイトに中国「九段線」の地図 ヴェトナム当局が調査

画像提供, Getty Images
韓国の人気女性音楽グループ「ブラックピンク」のヴェトナムツアーの主催者は6日、自社ウェブサイトに、中国が南シナ海での広大な領有権を主張するために使っている地図を掲載したとして謝罪した。
ブラックピンクは今月、ヴェトナムでコンサートを2回予定している。
同国外務省のファム・トゥー・ハン報道官は、コンサートを主催する「iME」がウェブサイトに掲載した地図について、「激しい議論を招く」とし、「容認できない」事態だと述べた。
北京に本社を置くiMEは、画像を差し替えると述べた。
ヴェトナムではつい先日、もうすぐ公開予定だった映画「バービー」が、同様の地図が出てくるとして、当局によって上映が禁止されたばかり。
「九段線」が描かれた地図
iMEのウェブサイトの地図は、ヴェトナムの眼力の鋭いネットユーザーが発見した。
中国は南シナ海について、ほぼ全域を自国領だと主張している。しかし、これに異議を唱えている国は多く、ヴェトナムもその一つとなっている。
中国が使っている南シナ海の地図では、9本の破線「九段線」で領有権が示されている。

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ヴェトナム外務省の報道官は、「『九段線』が描かれた製品や出版物の宣伝および使用は、ヴェトナムの法律に違反しており、容認できない」とした。
同国文化省は、この件について調査中だとした。
iMEは同社サイトに掲載した地図について、「いかなる国の領土も表すものではない」と説明。「私たちは、すべての国の主権と文化を尊重する」とした。
同社のブライアン・チョウ最高経営責任者(CEO)は、「不幸な誤解」があったと話した。
ブラックピンクのような大物ポップ歌手らが、ヴェトナムでライブをするのは珍しい。
南シナ海をめぐっては、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が2016年、中国の主張を否定する判断を示した。だが、中国はそれを認めていない。
その一方で中国はこの海域で、かつては無人だった岩礁や露頭に人工島を建設している。






