服役中のベラルーシ野党指導者、集中治療室に 容体は「深刻だが安定」と関係者

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ベラルーシの野党指導者で、国家安全保障上の脅威となった罪などで服役中のマリア・コレスニコワ氏(40)が、東部ゴメリの病院の集中治療室に収容された。同氏の関係者が29日に明らかにした。
関係者によると、コレスニコワ氏は28日に手術を受けた。深刻だが安定した状態にあるという。
コレスニコワ氏のツイッターアカウント(支持者が運営)には、「マリアは病院に移され(中略)11月28日に手術を受けた」と書かれている。
「現在、彼女は安定しているが深刻な状態にあり、回復に向かっている。明日(30日)外科部門に移される予定だ」
ベラルーシの野党団体や、詐欺罪で服役中の活動家ヴィクトル・ババリコ氏も同内容のコメントを出している。
これに先立ち、コレスニコワ氏の弁護人は本人との面会を許可されなかったと報じられた。
コレスニコワ氏をめぐっては、今月初めに独房に収監されているとの情報が浮上した。今回、手術を受けた理由は不明。
ベラルーシの刑務所当局はコメントを出していない。
禁錮11年の判決
コレスニコワ氏は2021年9月、権力掌握を企てた罪、国家安全保障上の脅威となった罪、過激派思想を持っていた罪などで有罪となり、禁錮11年の判決を受けた。
同氏は当時、この裁判はいんちきだと批判。
「私は何も後悔していないし、また同じことをすると思う」と、BBCのサラ・レインズフォード・モスクワ特派員(当時)に語っていた。

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ベラルーシでは2020年の大統領選挙で、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の再選が発表されると、大規模な街頭抗議デモが起きた。野党側は選挙結果が操作されたとし、大統領選の勝者は対立候補として出馬したスヴェトラーナ・チハノフスカヤ氏だと主張している。
1994年から実権を握るアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、政権に対する反対意見を封じ込めようとしてきた。大統領選の結果に抗議する多くのデモ参加者は残忍な暴行を受け、チハノフスカヤ氏のように国外脱出を余儀なくされる人もいた。
コレスニコワ氏は2020年に首都ミンスクで治安部隊に車で連れ去られ、隣国ウクライナに追放されそうになったが、国境地帯でパスポートを破って車の窓から脱出した。







