アフガニスタン撤退時の米軍機の強硬離陸は「適切」=米捜査当局

昨年8月にアフガニスタンの反政府勢力タリバンが全土を掌握すると、首都カブールの空港には撤退を急ぐ米軍機に乗り込もうとする人たちが押し寄せた。米軍機は多くの人が機体に群がる中で離陸したが、米空軍特別捜査局(AFOSI)は13日、隊員は「適切に行動していた」と結論付けた。
タリバンのアフガニスタン掌握を受け、西側諸国は自国民の国外退避を急ぐなど、カブールのハミド・カルザイ国際空港は当時、大混乱となった。アフガニスタン国民も多数押し寄せ、米軍機に無理やり乗り込もうとする人や、滑走を始める飛行機の脇にしがみつく人もいた。
カタールに到着した飛行機の車輪格納部からは遺体が見つかった。
アフガニスタンのメディア報道によると、離陸後に少なくとも2人が落下して死亡したという。
死者の中にはアフガニスタンのサッカーのユースチームでプレーしていたザキ・アンワリさん(19)も含まれる。
「規則を遵守していた」
しかし、米空軍による事故検証は、隊員が「規則を遵守していた」と結論付けた。
AFOSIのリンダ・カード報道官は13日、約10カ月間におよぶ調査の結果、隊員の過失の疑いは晴れたと述べた。
「資源が制約された前例のない避難」の中で、隊員は「その事象に特有の適用可能な行動規則と武力紛争法全般を遵守していた」と、カード氏は述べた。
米空軍は当時、「航空機周辺の治安状況が急速に悪化した」ため、隊員は速やかに空港を出発しなければならなかったと説明していた。
米空軍のアン・ステファネク報道官は14日、「悲劇的な出来事だった」と認めたうえで、「亡くなられた方のご家族に心よりお悔やみを申し上げます」と述べた。
一方で、隊員は飛行できる状態に戻っているとし、搭乗者と航空機の安全を確保した「そのエアマンシップと素早い判断」を評価するとした。











