日本が外国人観光客の受け入れ再開へ 2年以上ぶり

A street in Tokyo

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日本の岸田文雄首相は26日、6月10日から団体ツアーに限り、98の国と地域からの観光客の受け入れを再開すると発表した。日本は新型コロナウイルスの流行を受け、2年にわたって観光客に門戸を閉ざしていた。

日本の入国制限緩和において大きな転換となるが、添乗員付きのツアー客に限るなど、いくつかの制限は継続されるという。

日本の新型コロナウイルス対策は、世界でも厳しい部類に入る。2020年に延期され2021年に行われた東京五輪でも、海外からの観客を禁止した。

すでに在留外国人やビジネス目的での渡航については制限が緩和されているほか、日本政府は先に、1日当たりの入国者上限を6月1日から2万人に引き上げると発表している。

3月半ばからは、外国人留学生の入国も可能となっていた。

外務省は先に、ウイルス流入リスクに応じて各国・地域を「青」「黄」「赤」に分類。6月10日からは、このうち最もリスクの低い「青」グループからの添乗員付きのツアー客の入国を許可する。「青」グループは入国時検査や、入国後の待機期間が免除される。

Torii gates at Fushimi Inari shrine in Kyoto, Japan

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日本は新型ウイルスのパンデミックを受け、2020年から国境をほぼ閉鎖し続けており、観光業界に大きな打撃が出ている。

日本経済にも大きな影響力を持つ外国人観光客数は2020年には90%以上減少し、インバウンド観光はほぼゼロになった。

旅行業界は、今回の観光客の受け入れを歓迎している。

オーストラリアのイントレピッド・トラヴェルのジーナ・ベンチーク社長は、「2年近くも国境を閉じていたにもかかわらず、日本を訪れたいという関心は依然として高い。国境が完全に開かれれば、予約も殺到するだろう」と語った。

一方、ジャパン・ジャーニーズのジェイムズ・グリーンフィールド社長は、「日本政府はとても慎重になっている」と、国境封鎖のコストを指摘した。

「外国から受け入れる観光客の第一弾は、添乗員付きのツアー客になる。我々はこれに対応するつもりだ。顧客に喜んでもらうため、そして2年以上収入がなかったことからも、少しでも収入を取り戻すため、必要なことは何でもする」