インドでカンガルー発見、密輸か 住民ら困惑

画像提供, Bengal Safari Park
インド東部で、同国にはいないはずのカンガルーが数頭見つかり、住民らを驚かせている。
住民らは最初、やせて弱り、混乱した様子の、見慣れない3頭の動物が何なのか分からなかった。西ベンガル州の森林管理当局に連絡したところ、カンガルーだと言われたという。
カンガルーは救助され、治療を受けたが、1頭はその後に死んだ。
インドでカンガルーを撮影した動画は、ソーシャルメディアで急速に拡散された。ツイッターに動画を投稿したインドの野生動物保護団体によると、けがを負ったカンガルー2頭が20日夜に保護され、さらに2頭が21日に目撃されたという。

西ベンガル州の野生動物当局トップのデバル・レイ氏は、動物密輸の取り締まり中に、密輸者によってカンガルーが放たれたのだろうとBBCに話した。
別の野生動物当局者は、「東南アジアの民間ブリーダーの所から、ここにやって来た可能性が高い」とBBCに述べた。インドには生息しない珍しい動物が、ミャンマーを通ってインドに運び込まれることが多いという。
密輸取り締まり当局によると、インドでは外国の動物を欲しがる人が増えている。タイやマレーシアといった東南アジアの人気旅行先などから、動物が密輸されるケースがみられるという。

画像提供, Shubhobroto Ghosh
野生動物の保護活動家らは、外来の動物をペットとして飼うのを名誉なことと評価する傾向が、インドで近年強まっていると話す。
一方で、野生動物当局は、密輸者らを訴追に持ち込むことができないとされる。インドの野生動物保護法が、国外から運び込まれた動物を保護対象にしていないためだという。





