ペルー大統領選、カスティジョ氏がフジモリ氏を逆転リード 開票大詰め

画像提供, AFP
ペルーの大統領選挙が6日あり、開票作業の終盤で、左派候補のペドロ・カスティジョ氏(51)が右派候補のケイコ・フジモリ氏(46)に対して、劇的な逆転リードを奪っている。
開票が始まって以来、フジモリ氏が優勢だったが、開票率94%の時点でカスティジョ氏がフジモリ氏を追い抜き、0.1ポイントの差をつけた。票差は約2万5000票。
フジモリ氏はアルベルト・フジモリ元大統領の長女で、大統領選での立候補は3度目。カスティジョ氏の支持者が多い農村部の開票結果が明らかになるにつれ、フジモリ氏の当初のリードは縮まった。
今回の大統領選は、近年のペルーにおいて最も分断が深まった選挙とされる。両候補は、開票を静かに見守るよう呼びかけている。
新大統領は、不況と世界最悪の新型コロナウイルス死亡率(人口10万人あたり)に苦しむ国の舵取りを担うことになる。
ペルーでは過去3年間で4人が大統領を務めており、政治的に不安定な状態が続いている。直近の大統領10人のうち7人は、汚職で有罪判決を受けるか捜査対象となっている。
元大統領の娘としての知名度
フジモリ氏は右派の人民勢力党の党首で、ペルー国内で高い知名度を誇る。元国会議員で、2011年と2016年の大統領選にも立候補した。

画像提供, Getty Images
父親のアルベルト・フジモリ元大統領は現在、汚職と人権侵害の罪で禁錮25年の判決を受けて受刑中。ケイコ・フジモリ氏は大統領に当選した場合、父親に恩赦を与えると表明している。
開票が進む中、首都リマにある人民勢力党の本部では一時、勝利を祝う場面も見られた。しかし選挙管理当局は、初期の結果はフジモリ氏が優勢な都市部に偏っているとした。
フジモリ氏は、「私たちが求めているのは全てのペルー人の結束だ。両方の支持グループに冷静さ、忍耐、平和を求める。私たちに投票した人にも、しなかった人にも」と話した。
小学校教師が躍進
一方のカスティジョ氏は、政界では比較的新顔で、4月の1回目の投票では予想外の首位となった。

画像提供, Reuters
小学校の教師で、カウボーイハットと、選挙運動で使った大型の鉛筆が目印だ。この鉛筆は、カスティジョ氏所属の左派、自由ペルー党のシンボルになっている。
同氏は小規模農家の出身で、農村部や組合において信頼と支持が厚い。







