ベラルーシで5週連続の大規模デモ、400人逮捕

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ベラルーシの首都ミンスクで13日、先月の大統領選での不正疑惑をめぐりアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(66)の退陣を求める大規模な抗議デモが行われた。「英雄の行進」と名付けられたデモには数万人が参加した。
ミンスク市内には多数の警察が配備され、主要地域が封鎖された。
警察によると、抗議デモの開始前とデモの最中に約400人を逮捕したという。
複数の目撃者によると、ミンスク中心部はこの日、人であふれかえっていた。デモ参加者はルカシェンコ氏や政府高官など上流階級が暮らす住宅地ドロスディを行進したが、警察に阻まれた。
ブレストやホメリ、モギリョフなど他の都市でも抗議が行われた。
ルカシェンコ氏に対する抗議デモは5週連続で、毎週約10万人が参加している。
しかしベラルーシ内務省は同日午後3時時点で、全国の抗議デモの参加者は合わせて3000人以下に過ぎないとした。
同省は、ミンスク市内各地で、「侮辱的な内容」の旗やプラカードを手にした参加者を逮捕したと明かした。
バラクラヴァ(目出し帽)をかぶった男たちが行進をするため集った群衆の中から人々を引っぱり出し、所属不明のミニバンに引きずり込む様子が確認できる動画も浮上している。
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BBCのジョナ・フィッシャー記者によると、抗議者たちがルカシェンコ政権への抵抗を示す紅白旗を掲げて市内の通りを埋め尽くすのを、機動隊はただ眺めるしかできなかった。
また、この日のデモが終わった後も抗議の熱が弱まる気配はなく、警察暴力への懸念が抗議者の委縮(いしゅく)つながっている様子もみられないという。

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先月9日に投開票された大統領選では、1994年から実権を握ってきたルカシェンコ大統領が6期目当選を決めた。しかし中立な選挙監視団の立会いがなかったことから不正選挙の懸念が浮上し、ルカシェンコ氏の辞任を求める声が上がっている。
しかし、26年にわたり政権を握るルカシェンコ氏は不正疑惑を否定。欧米諸国がベラルーシに干渉していると非難している。
大規模な抗議デモは、大統領選やその後の警察による残忍な取り締まりをきっかけに始まった。
野党指導者のほとんどは逮捕されたり、国外へ亡命している。

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大統領選後の数日間では、抗議者と警察の暴力的な衝突が起き、数千人が逮捕された。
また、警察が拘束した抗議者を暴行していることや、留置所内が過密状態にあることなどが報告された。
こうしたことから新たな抗議の波が生まれ、数万人が参加する週末の大規模デモにつながった。
ルカシェンコ氏は3日、主要同盟国ロシアとの連携をさらに強化する用意があることを示唆した。
同氏は過去数週間に少なくとも2回、ミンスクの自宅近くで銃を手にし、重装備の警備員に囲まれている姿が撮影されている。










