香港「雨傘運動」発起人らに実刑判決 禁錮最長1年4カ月

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香港の裁判所は24日、2014年の民主化デモ「雨傘運動」の発起人ら8人に対し、違法に道路占拠などを計画した罪で、最長で禁錮1年4カ月の判決を言い渡した。
判決は、雨傘運動が社会に「過度の不便と苦難」を引き起こしたと判断。社会学教授の陳健民氏(60)と法学教授の戴耀廷氏(54)について、金融街を占拠する「オキュパイ・セントラル」を発案したと認定し、それぞれ1年4カ月の実刑が相当とした。
陳氏、戴氏とともに「オキュパイ3人組」として雨傘運動を主導した、元牧師の朱耀明氏(75)にも裁判所は禁錮1年4カ月を言い渡したが、2年間の執行猶予とした。

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この3人のほか、雨傘運動ではさらに6人が今月9日、香港の裁判所で有罪判決を受けている。
6人のうち2人はこの日、禁錮8カ月の実刑判決を受けた。さらに別の2人には、執行猶予つきの禁錮8カ月の刑が言い渡された。残る2人のうち1人は200時間の地域奉仕活動が命じられ、もう1人は脳の手術が受けられるよう、刑の言い渡しが6月に延期された。
雨傘運動とは
雨傘運動は2014年、香港の行政長官の選挙をめぐり、中国政府が認めた候補者の中からしか選べない制度に、多数の学生や市民が反発して始まった。「オキュパイ3人組」の呼びかけで、非暴力・不服従の運動が展開され、繁華街を占拠するなどした。
運動には数万人が参加。完全に自由な選挙を求めた。参加者たちは、治安当局が使用した催涙ガス弾から身を守るために雨傘を使用したため、「雨傘運動」と呼ばれるようになった。
占拠期間は79日間に及んだが、参加者は徐々に減り、最終的には数百人規模にまで縮小。要求が満たされることなく、運動は終わった。







